テスラの新型自動運転コンピュータ「Hardware 4」搭載車のデリバリー開始

テスラの新型自動運転コンピュータ「Hardware 4(ハードウェア4)」を搭載したモデルYの納車がいよいよ始まったようです。

数日前、テスラの北米工場ギガテキサスから輸送中のモデルYについて、物流コードから「AP HW4」という表記があることが発見され、いよいよハードウェア4(HW4)搭載のモデルYのデリバリーが開始されたのではないかと予想されていました。

そんな中、アメリカ・サンフランシスコで、HW4を搭載したモデルYを発見した人が、Twitterで写真をアップしています。

たまたまテスラモデルYを運搬中の積載車で、なんとHW3とHW4を搭載する新旧モデルYが同時に運ばれていることを見つけたことから、HW4であることが判明したようです。ちなみにこの写真の上の青いモデル3は現行型、黒いモデルYがHW4を搭載する新型の模様。

これがHW4を搭載するとみられる新型のモデルY。

比較のために、この白いモデルYはHW3を搭載する現行モデル。

一方、こちらの青いモデルYがHW4を搭載するとみられる新型。

現行型のカメラに比べて……

新型のカメラは丸みを帯びているデザイン変更が施されているのが分かります。

当初はサイバートラックから搭載され始める予定だったHW4ですが、サイバートラックの量産化の遅れに伴って、モデルYから搭載されることになったという経緯があります。今回は、新旧両方のモデルYが同時に運搬されるという、モデル変更のタイミング真っ只中のレアなケースで発見されたわけですが、注文のわずかなタイミングの差で新型と旧型に分かれたのだと思うと、旧型を引いたオーナーは運が悪いとしか言いようがありませんね……。

今回見つかったのはモデルYですが、コードネーム「Highland」と呼ばれる新型モデル3にもHW4は搭載されることが確実視されています。

新型テスラ・モデル3のフロントマスクがリークされる【Project Highland】 – TECH-SURF

フロントフェイスが変更される新型モデル3のHighlandの前に、現行フェイスのモデルYにHW4が搭載されていることから、モデルYはフェイスリフトしないのではないかとも考えられます。世界的にSUVブームの中、モデルYばかり売れてモデル3の在庫が溜まりまくっている状況から、放っておいても売れるモデルYは現行フェイスのままにしつつ、モデル3をフェイスリフトでテコ入れする、という戦略をテスラがとる可能性がありそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください