テスラ・モデル3のタイヤを交換、激安ドバイメーカー「ZEETEX」の実力は?

テスラ・モデル3パフォーマンスは20インチの大径ホイールのため、タイヤはなかなかに値が張ります。コストパフォーマンスを重視すればアジアンタイヤ一択なのですが、みなれないドバイのメーカー「ZEETEX」のタイヤが気になったので、試しに履き替えてみました。中東もアジアなので新手のアジアンメーカーの実力やいかに。

今回はテスラのタイヤ交換の実績が豊富なタイヤ交換大阪さんでお願いしました。テスラはタイヤのジャッキアップポイント近くにバッテリーフロアがあるせいで、うっかりバッテリーを破損しウン百万円の被害が出たという事例があるそう。そこで、テスラに慣れたお店が安全だろうとの判断からです。

摩耗が進んだファルケンのAZENIS FK510。サイズは純正の235/35/R20です。

ZEETX HP5000 maxとは?

今回試したのはZEETEXのHP5000 maxというタイヤ。ドバイのメーカーだというZEETEXは、日本国内ではタイヤ販売大手AUTOWAY(オートウェイ)の独占販売商品です。オートウェイのような大手が大量に扱う商品なので、その品質はある程度担保されていると思います。

ちなみにHP5000 maxは、ZEETEXのブランド内でも最上級のスポーツタイヤの位置づけのようです。

その最上級タイヤが、なんと1本1万円強という破格の値付け。ミシュランやブリヂストンの3分の1以下という激安ぶりです。なお、タイヤはAmazonで購入し、お店に直送しました。

タイヤ交換

プラスチック製のホイールキャップを取り外します。

ここで取り出したのがジャッキアップポイントに取り付けるゴム製のパーツ。テスラ車にはおなじみのツールを用意していたので手渡しましたが、「これ、なくても上げられますよ」と店長さんの弁。ジャッキアップポイントさえ間違わなければ、何も問題ないそうです。ネットで出回るバッテリー破損は、都市伝説のようです。

とはいえ、せっかく購入していて1度も使わないのは悔しいので、ゴムパッドを使ってもらいました。ジャッキアップポイントの穴に挿し込んで使うようです。

あとはゴムの上からジャッキアップ。

タイヤを取り外すと内側が限界近くまで摩耗していました。モデル3はEVゆえに車重があるので、内側のほうが減るのかもしれません。なんにせよ、外側の溝だけでタイヤの減りを判断するのはまずいことを知りました。

ちなみに赤いキャリパーのきれいなこと。テスラは回生ブレーキで静止までできるワンペダル走行が可能なので、ほとんどブレーキを使わず走れるため、ブレーキパッドの汚れが付かないようです。

続いてフロント。

普段はなかなか見えない剛性の高そうなアームがよく見えました。

古タイヤを剥がすと、空気圧をモニターするためのTPMSが見えました。

内蔵の電池は交換不可の使い捨て。電池は数年しかもたないので、できればタイヤ交換のタイミングでの新品交換がお勧めです。

1時間ほどで作業終了。無事、ZEETEXに履き替えられました。

ちなみに、今回は標準(235/35/R20)よりも1サイズ大きな、245/35/R20にサイズ変更をしてみました。テスラ・モデル3パフォーマンスの純正ホイールに標準サイズのタイヤでは、やや引っ張り気味で、ホイールアーチとの隙間も微妙に大きく感じます。幅を1cm広げることで同じ扁平率では隙間も若干小さくなり、さらに乗り心地も改善するのでは?という期待からです。

結果は、よりツライチに近づき、隙間も縮まったことから、見た目のカッコよさはアップ。肝心の乗り心地はスポーティになったのかはたまたマイルドになったかイマイチわからないものの、しっかりとグリップし騒音も気になりません。正直、前のファルケンと性能はそん色なしと感じます。あとは耐摩耗性ですが、少々悪かろうとも、1本1万円強という激安価格を思えば、ZEETEXのHP5000 maxは、テスラ・モデル3で20インチタイヤを履くならオススメできると感じました。

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