テスラの電気自動車には「オートパイロット」と呼ばれる、自動運転機能(正確には半自動運転機能)が搭載されています。高速道路など一定の条件下では、ドライバーに代わって運転してくれる便利な機能ですが、前方の横転したトレーラーをうまく認識することができずに突っ込んでしまうという衝撃的な事故の映像が公開されました。
Tesla Model 3 crashes into overturned truck on highway – YouTube
2020年6月1日早朝、台湾の高速道路(国道1号線)で大型トレーラーが横転して、2車線をふさいでしまうという事故が起こりました。中央分離帯付近にはトレーラーの運転手と思しき男性が、後続車両に事故発生を身振り手振りで伝えている様子が確認できます。
左側車線を猛然と走ってくる白いモデル3。
男性のすぐ横を過ぎるとき、わずかにタイヤスモークが立ち上がっています。もしかすると自動ブレーキが働いたかもしれませんが、モデル3のスピードはほとんど落ちることなくトレーラーに向かって突き進みます。
そのままトレーラーに突っ込むモデル3。
トレーラーの車体が大きく動き、衝撃の大きさが伝わってきます。
トレーラーとモデル3の事故により、大渋滞が発生してしまいました。
反対側からの映像。モデル3がトレーラーに向かっていく様子が確認できます。
ほとんどノーブレーキで突っ込むモデル3。
おそらくオートパイロット・モードを使っていた運転手は、前を見ていなかったのでしょう。まだまだ自動運転の技術は事故を完全には防げないことが、この映像からよくわかります。ちなみに事故を起こしたモデル3のドライバーは、命に別条がなかったようです。
Source:三立新聞網