自動車のサイドシルは、乗り込むときに踏んづけることで小傷が絶えず、経年劣化で見栄えが大きく損なわれていきます。そこで、スカッフプレートを装着すれば、小傷を予防するだけでなく、ほんの少しの高級感も出すことができ一石二鳥。アウトランダーPHEVには三菱純正のスカッフプレートもありますが、この度、より価格が安いアフターマーケット用のパーツを装着してみました。が、結論から言うとやらない方が良かったと後悔しました。
AmazonやYahoo!ショッピング、楽天などで様々なアウトランダーPHEV用のスカッフプレートが販売されています。今回は、サイドシルだけでなく車内の樹脂パーツもカバできる8点式のものをチョイスしていました。8点ありますが、4点の純正の半額以下なので、お得感はありそうでした。
プチプチに包まれた状態で、スカッフプレートが到着しました。
スカッフプレートは裏に中華製の両面テープが貼り付いていましたが、これが厄介な代物でした。
アウトランダーのリアシート横にある樹脂パネル部分から取り付けてみます。仮で取り付けようとプレートを置くと、やや浮く状態でした。これを両面テープで
しっかりと抑えて固定するようです。
両面テープで貼り付ける前に、表面の汚れをアルコールティッシュで落として……
最初からついていた「3W」という謎の中華製両面テープを剥がして……
しっかりと固定しようとしたものの、浮きがなくなることはなく、ベコベコと音が鳴る状態。中華製の3W両面テープの粘着力があまりに悪く、まったく使えないのでした。
仕方がないので両面テープを貼り直すことにしました。いきなり大きなパーツは諦めて、最も外側のサイドシルに付ける一番小さなプレートから施工することに変更します。両面テープを爪であらかた削ったら……
残った粘着テープを灯油で溶かしていきます。
灯油を染みこましたタオルでテープ跡をなぞりしっかりと灯油を浸透させた後、爪で削り取るようにして粘着テープの残りかすを剥がす作業は、めちゃくちゃたいへんでした。
表面のエンブレム部分の両面テープも除去。
苦労して粘着テープを剥がすことに成功。こんな使えないレベルの中華製の両面テープなら、はじめから貼っておくな!とブチぎれそうです。
まったく使えない中国製の両面テープに代わって取り付けるのは、Scotchの車輛用両面テープ。こういうのは3Mのしっかりしたものに限ります。中華製とは値段の差がありますが、性能差はそれ以上でしょう。
デフォルトの中華製粘着テープを取り去るのがあまりに面倒なので、内側の長辺は放置。モーメントもそれほどかからない内側は、両面テープなしで大丈夫でしょう。
3Mの両面テープでしっかりと貼りつけ。
粘着力は中華製とは雲泥の差。とれる気配はまったくなし。安定感が違います。
ロゴプレート部分にも3M両面テープを貼り……
こんな感じで「OUTLANDER」のロゴプレートを貼り付けました。微妙にフォントが公式と違うのは気にしない。
フロントのサイドシル部分も3Mの両面テープに変更して取り付けました。リアより長いプレートですが、しっかりと取り付けられました。なお、ロゴプレートは最初からついていた中華製の両面テープを流用することに変更。それくらい、中華製両面テープを取り去るのが手間だったもので。
中華製両面テープに悪戦苦闘した結果、サイドシルの4枚のスカッフプレートを貼り付けて作業を終了させました。車内の樹脂パーツに貼り付ける大きなプレートは……もういいです。気力が回復したら、別の日にやることにします。
スカッフプレートの質感自体は悪くなかったのですが、粘着テープが最低。粘着テープの貼り直しがあまりに手間なので、この商品はおすすめできませんね。
~追記~
気力が回復したので、あらためて車内の樹脂パーツのプレートも取り付けることにしました。
大量の中華製両面テープを取り去るのは本当に骨が折れる作業でした。内側のシールはそのまま使うことにして、端を3Mの両面テープにリプレース。
浮きは見られず、音もならなくなりました。
サイドシルと車内の両方にプレートを装着すると、イイ感じになりました。
まだ、フロントの車内プレートが残っていますが、気力を振り絞って中華製両面テープの貼り替え作業を行おうと思います。