メーカー純正ナビの場合、安全性を考慮して走行中にはテレビ映像が出力されないようになっています。一人でドライブする分にはまったく問題ないのですが、助手席に座る人から「どうして映らないの?」という圧力はかなり大きく、ドライブに支障が出るくらいです(大げさ)。安全面を考えて、むしろドライビングに集中できるように走行中でもテレビ映像が出力できるように、データシステムの「テレビキット」を装着することにしました。ものすごく簡単な作業でしたが、記録しておきます。
テレビキットシリーズ | データシステム R-SPEC Datasystem
https://www.datasystem.co.jp/products/tvkit_sr.html
私のアウトランダーPHEVは「Gプラスパッケージ」なので、「MMCS」と呼ばれる三菱純正のナビが付いています。
製造年月ごとに搭載される純正ナビは異なるので、テレビキットは適合したものを使う必要があります。私のMMCSに適合するのは「MTV311」でした。
テレビキットは黒いボックスからケーブルが伸びる形状です。
20ピンコネクタ、1ピンコネクタにそれぞれケーブルを接続することで、テレビキット本体(黒いボックス)を割り込ませるように装着すればOK。非常に簡単です。
装着作業
テレビキットをナビに装着する前に、まずは補助バッテリーのマイナスケーブルを取り外しておきます。なお、バッテリーを外さずに作業すると、テレビキットが故障するおそれがあるので注意です。
ナビを取り外す前に、傷がつかないように周囲をマスキングテープで保護します。
内張剥がしを使って、エアコン周りのカバーを少しずつ、浮かせていきます。
ハザードランプやエアコンのスイッチ類のケーブル(計3本)が接続されているので、隙間から手を入れて外しておきます。
カバーを取り外せました。
これで2DINのナビ本体にアクセスできます。
ナビは左右2本ずつのボルトで留められています。
4本のボルトを外せば、ナビ本体をズボっと引き抜くことができました。
もちろんさまざまなケーブルが接続されているので、ゆっくり引き抜くのが大切です。
赤枠で囲った白い20ピンとグレーの1ピンコネクターの間に、テレビキットを割り込ませていきます。
コネクターをそれぞれ取り外して……
こんな感じでテレビキット本体のコネクタに接続すればOK。コネクタはオス-メスで形状が異なっているので、まず接続に迷うことはありません。コネクタがハマるように取り付ければOKです。
なお、MTV311はスイッチが付いています。走行中にテレビ映像を出力したければこのスイッチを押せばOK。ただし、スイッチをONにするとGPSを遮断することで停車しているよう疑似的に信号を送る仕組みなので、ナビが使えません。ナビを使う場合はスイッチをOFFにすれば、再びGPSが機能して、現在地を正しく把握できます。この切り替えスイッチを、ハンドル横の隙間から出して、付属の両面テープで貼り付けておきました。
作業自体は難しいものではなく、装着するだけであっさりと走行中にもテレビが映るようになりました。データシステムのテレビキットは作業の簡単さが大きなウリ。ナビ裏にさえアクセスできれば、誰でも装着作業は可能なので、純正ナビで走行中にテレビが映らない仕様に不満のある人は、適合するテレビキットを装着してみるのはおすすめです。