かつて1万円くらいしていた中華製のブラシレスモーター搭載のハイスピードドローンがAmazonで激安で売られています。センサー類で守られた高級機とは違って超絶アナログなドローンですが、操縦はなかなか難しく飛ばし甲斐があり、一部の愛好家には人気です。数年前にくらべてはるかに入手しやすくなっている低価格ドローン「Bugs 3」を購入してみました。
2年ほど前にブラスレスモーター搭載の中華ドローン「DBPOWER」を購入しました。DBPOWERは最高時速60km/hにもかかわらずGPSはおろか気圧センサーや衝突防止センサーなどドローンの安定飛行に欠かせないセンサーが一切なく、低価格ではあるものの、ドローン初心者がおいそれとは手を出してはいけない代物です。当時は1万円弱でAmazonで購入したDBPOWERでしたが、初飛行で姿を見失い一時行方不明になったため、しばらく飛ばすことさえなかったドローンです。
正月休みを利用してDBPOWERを飛ばしていましたが、4回目のフライトで激しく落下。フロント2本のロッドがポッキリ折れてしまいました。だんだん上達してきたところ、バッテリー切れに気づかず急降下した機体は地面に衝突し、無残にも飛行不能状態になってしまいました……(涙)
ロッドを何とか接着しようと試みましたが無理でした。部品を購入できないかとAmazonを検索すると、後継機と思われる「Bugs 3」が割引クーポン込みで激安5000円以下で販売されていました。こんなに安くなっているのかと驚きつつ、即ポチリました。
24時間かからずドローンが到着。
正式名称は「DROCON BLUE BUGS3」というようです。
箱を開けるとドローン登場。
顔はこんな感じ。
壊れたDBPOWERと比べると、カラー違いでまったく同じドローンに見えます。
ブラシレスモーター
フロントのLED
ロッドの底面には方向を示すために赤/緑に光るLEDを搭載しています。ただ、機体が小さいため上空の機体のLEDの色は地上からはほとんど判別できないという致命的な欠点があります。
バッテリーホルダーも壊れたものとまったく同じ。
バッテリーケーブルジャックの形状も同じ。
プロペラも同じ。
どうやらDBPOWERとパーツは完全に同じようです。
もしかすると中の基盤などがアップグレードされているかもしれませんが、機体カラー以外は違いが判りません。
プロポも同じ。DBPOWERというロゴがDROCONに変更されていました。どうやら、メーカー名が変わっただけで、以前の機体は「Bugs 2」という位置づけだったのかもしれません。
なお、Bugs 2のバッテリーもBugs 3で使えました。ということで、バッテリーのスペアもゲットできたことになります。
早速バッテリーを2本充電。
カメラホルダー&カメラは以前の機体のものを装着しました。
最後にBugs 2の機体をバラバラに分解し、基板やブラシレスモーター、ペラガードなどはすべて保守用パーツとして取り外しておくことにしました。このドローン、とにかく落下で壊れることが多いので、いつか役に立つかもしれません。
Bugs 3は軽量の機体でスピードも速く、衝突防止センサーが一切ないので初心者には非常に手ごわいドローンです。これまでDJIやParrotの高級ドローンを飛ばしてきましたが、難度でいえば段違いにBugs 3は高め。競技用ドローンの練習機としてピッタリかもしれません。
最近のドローンは衝突することなく楽しめますが、Bugs 3のようなドローンは飛行技術を磨くには適していそう。ただし、衝突・破壊は頻繁に起こるものなので、激安価格とはいえども結果的に高くつく可能性は高そうですが……。腕に覚えのある人は、一度試してみてはいかがでしょうか。
そのうちBugs 3を使った空撮映像をブログで拾うするつもりです(壊れなければ)。