AMDのマイクロアーキテクチャ「Zen」の第1弾となるCPU「Ryzen」シリーズは、8コアのRyzen 7を筆頭に、6コア/4コアのRyzen 5がすでにリリースされ、Intelを圧倒するコストパフォーマンスの高さで人気になっています。さらに、AMDは2017年中盤にも、AM4とは別のプラットフォームで16コア/32スレッドのRyzenであるコードネーム「Whitehaven」を準備している、とするエンジニアリングサンプルの情報がリークしています。
VideoCardzがリークしたハイエンドRyzen「Whitehaven」は、デバイスIDが「2D3101A8UGAF4_36/31_N」と「1D3101A8UGAF3_36/31_N」の2つ。ともに16コア/32スレッドで、ベースクロックは3.1GHz、ターボブースト時には3.6GHzだとされています。16コアにしてはかなり高めのクロック数の模様。
WhitehavenはAM4とは違う「S3」と呼ばれるプラットフォームで登場するとのこと。S3はPGAではなくIntelと同様にLGAで、CPU側ではなくマザーボード側にピンがあるデザインだそうです。チップセットはX390でクワッドチャンネルのDDR4をサポートする予定。
Whitehavenは2017年中に登場予定で、2017年5月30日から始まるCOMPUTEX TAIPEI 2017でサンプル出展されるとwccftechは予想しています。市場にはサーバー向けCPU「Naples」と同時に登場ということになるのでしょうか?Intelも12コアのSkylake-XでRyzenに対抗するとみられていますが、”Ryzen 9″とでも言うべき16コアWhitehavenが登場すれば、名実共にIntel超えになるのでしょうか……?真偽のほどは定かではありませんが、COMPUTEXの発表を待つことにしましょう。
Source:VideoCardz、wccftech