都会を流れる川の水面を走行できる「SeaBubbles」が近い将来の都市交通を変える可能性

Googleのラリー・ペイジCEOが関わる一人乗りドローン「Kitty Hawk Flyer」が先日、湖上を飛行するムービーを公開しましたが、同じく水上を飛ぶ様に移動するマシンが開発されています。フランスのスタートアップSeaBubbles社が、水中翼を備えたマシンを開発、すでに半量産体制を整えており、販売目前になっています。

SeaBubbles社が開発するのは水上を飛行するかのように進む水上マシン「SeaBubbles」。水中に沈む大きな翼が特徴的です。

SeaBubblesは電気を動力源にしており、移動速度は6-8ノット(時速11km/h~15km/h)で、航続距離は80-100キロメートル。定員は5名。

SeaBubbles社はフランスの保険グループMAIFから1000万ユーロ(約12億円)の資金提供を得たことを発表。同時に、最終プロトタイプの水上走行試験の様子を公開しました。この投稿時点ではYouTubeのムービーは削除されていますが、The Vergeの記事内で水上走行試験のムービーを閲覧することができます。

SeaBubbles社は都市に流れる河川を使った新しい都市交通を生み出すことを目指しており、SeaBubblesの船体自体を生分解性の材料で作ったり、電動化により汚染問題をクリアするなど、環境に優しい未来型交通を計画中。配車サービスのUberは自動運転カーを開発して、都市交通の姿を変えようとしていますが、SeaBubbles社は河川を走行できるマシンSeaBubblesによって都市交通を変える計画です。

SeaBubbles社には元・エアバスの技術トップや流体力学の第一人者、ウィンドサーフィンの世界記録保持者などユニークな面々が参加しています。SeaBubbles社はすでにSeaBubblesの量産体制に入る段階に達しており、2017年夏までにフランスのセーヌ川で12体以上のSeaBubblesを浮かべる予定。2018年までにヨーロッパ各地、アジア、中東、アメリカに販路を拡大し、2024年までに世界50都市で水上タクシーサービスを行う計画です。

日本の各地に河川があるので、水上タクシーという都市型交通はアリだと思います。必然的に工場排水で汚れた各地の河川を浄化するなど大がかりな環境整備やインフラ投資は必要になりますが、都会の交通渋滞を緩和したり、観光資源として活用したりと、アイデア次第では電動水上タクシーは面白い試みだと思えます。

Source:SeaBubblesThe Verge

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