PCのシステム用のSSDの容量不足のため、このたび1TBのSSDに換装しました。そこで旧SSDが余ってしまったので、新たなPCを生やすことはせずに、USB接続用のエンクロージャーを使って、軽量コンパクトなポータブルSSDを自作してみました。
有効期限が近付いた楽天ポイントを消化するために、1TBのM.2型のSSDを購入しました。購入先はドスパラ。ドスパラは通販でも楽天Payで決済できるので、楽天モバイル入会でもらった期間限定ポイントをようやく使い切ることができました。
GEN3 X4なのでそこまで速度は出ませんが、そこは腐ってもPCI-Express(NVMe)接続なので、S-ATA接続と比べると雲泥の差。システム用としては不満のないレベルです。
このTeamのSSD、チップは片面実装なので、ノートPCなどへの換装もしやすそうです。
交換するのは、Ryzen 9 3900X@MSI B350 TOMAHAWKのPT1録画用マシン。256GBと容量が不足がちだったKingMAXのSSDと交換します。
換装作業自体は簡単でしたが、SSDはクローン化せずにOSをクリーンインストールしたので、システム移行にまる1日ほどかかりました。2年くらい使ってきたSSDだったので、Windows 10クリーンインストールでリフレッシュしたおかげで、気分的には爽快です。
M.2 SSD用のエンクロージャー
今回のお題は新しいSSDではなく、余ったSSDを再利用するためのSSDエンクロージャー。旧SSDを、USB3.1接続で高速なポータブルメモリに早変わりさせようというわけです。旧SSDもPCI-Express接続のため、エンクロージャーもNVMe対応のものを選ばなければならないのは注意が必要です(安価なS-ATA用だとダメ)。Amazonでデザインと価格で良さそうだったVigooleのエンクロージャー「HE-C326」を購入してみました。
HE-C326には、USBの先端が、Type-AとType-Cの2種類のケーブルが付属しています。
iPhone 8よりも二回りくらい小さく薄いため、シャツの胸ポケットに入りそうなサイズです。
SSDの取り付け
HE-C326はツールフリーでSSDを装着できます。底面のロックを解除すると……
ケース内部をスライドできます。なお、外側はアルミ製です。
完全に中身を取り出したら、旧SSDの装着作業。
今回使うのは2280タイプのM.2 SSDなので、付属のビスを一番外側に入れます。
ビスに合わせるようにSSDを取り付けて……
金色の蝶ネジで締め付ければ装着完了。
あとは再び中身をケースに戻し……
ロックをかければ装着完了。超カンタンです。
使ってみた
Type-Aのケーブルを使って、ポータブルSSDを試してみました。
Crystal Disk Markでベンチマークテストすると以下の通りでした。
動画データをコピーすると、だいたい300MB/sくらいの速度で、USB接続のSSDとしては満足できる速さです。中のSSDの発熱が大きいので、ケースは結構熱を持ちますが、サーマルスロットルがかかるほどではなく、実用性は高そうです。
大容量SSDに換装してM.2タイプのSSDが余った場合、ポータブルSSDを作るのは、かなりオススメです。