Zen2世代APU「Ryzen 7 Pro 4750G」のベンチマーク登場、なんとも微妙な結果に……

2020年8月8日にZen2世代のAPU(コードネーム:Renoir)の発売が決定しました。Renoirは基本的にメーカー製PCやBTO向けで、CPU単体ではバルク版として販売される予定です。韓国のPCニュースサイト「QUASAR ZONE」が早くも検証し、気になるReoirのベンチマーク結果を発表しています。個人的には微妙な結果にちょっと残念です。


AMD 라이젠 PRO 4750G / 4650G / 4350G 벤치마크 > 벤치마크 | 퀘이사존
https://quasarzone.com/bbs/qc_bench/views/52694

QUASAR ZONEがテストに使ったBTOマシン

マザーボードはMSI MAG B550、CPUクーラーはAMD純正のWraith Stealth、メモリはG.SKILL TRIDENT Z NEO DDR4-3200(CL14) 8GB×2

検証されたCPUは「Rynze 7 Pro 4750G」「Ryzen 5 Pro 4650G」「Ryzen 3 Pro 4350G」で、比較対象は8コア/16スレッド以下のRyzen 3800XTをはじめとするZen2世代のGPUレスCPUです。

総合結果

まずは総合的な結果。ゲームなど5種類のベンチマーク結果を総合的に見たもので、CPUの総合力を表すようです(Google翻訳でハングルを訳して推察しているので、間違ってるかも……)。Ryzen 7 Pro 4750GはわずかにRyzen 7 3700Xに届かない総合性能となっています。

続いては、Adobe Media Encoderなどの実際のソフトウェアを使った総合結果。やはり4750Gは3700Xに及ばず。4650Gも3600Xにわずかに及ばずということで、CPUとしての総合性能はZen2世代のGPUナシCPUからわずかに性能ダウンしているようです。

そして、RTX 2080 Tiなどのグラフィックボード(ディスクリートGPU)を組み合わせたベンチマーク結果では、Zen2世代のGPUナシCPUに比べると大きく見劣りする結果になりました。

GTX1660 Superだとスコアダウン幅は縮まります。

ベンチマークの結果

各種ベンチマークソフトの結果は以下の通り。APUらしくメモリのクロック数アップに合わせて性能向上している様子がよくわかります。まずは、3DMark Fire Strike

LoL

Forza Hrizon 4

BATTLEGROUNDS

RAINBOW SIX SIEGE(レインボーシックスシージ)

Overwatch(オーバーウォッチ)

V-Ray Benchmark

ソフトウェアでの結果

以下はソフトウェアでの結果。Adobe Media Encoder 2020

Adobe After Effects 2020

CPUのオーバークロック

CPUクーラーにNZXT KRAKEN Z73を使ってオーバークロック(OC)した時の温度。OCによる性能アップに比べると、温度上昇の幅は大き目だとのこと。

OCによる消費電力の変化。

Fluid Motion

RenoirはGPUにVegaを採用しています。そこで気になるのがFluid Motionが使えるのか否か。Radeon SoftwareにFluid Motionの設定項目はないものの、Bluesky Frame Rate Converterをインストールすると問題なく使えたとのことです。

まとめ

QUASAR ZONEによるRenoirの総評の抜粋は以下の通り。

●L3キャッシュの削減のせいで、同スペックのZen2世代のGPUレスCPU(Ryzen 3000シリーズ)に比べると性能はやや低下する。
●ハイエンドなグラフィックボードを追加すると、Zen2世代のGPUナシCPUに比べると性能は大幅に低下する(ミドルレンジだと性能低下は小幅)
●メモリのIFは1:1同期で大幅なOC可能
●CPU・メモリをOCしても、Zen2世代のGPUナシCPU性能には届かない。

「Ryzen 7 4700Gは(OCすれば)Ryzen 7 3800Xの性能を上回るかも!?」という当初のウワサ(希望的観測)に比べると、Pro版のRyzen 7 Pro 4750Gでも3700Xにもわずかに届かないという結果は、やや期待外れです。価格も日本AMD(というか中身はアスク)の発表によるバルク品の39980円(税別)からすれば、なんとも微妙という印象は否めません。

しかも、現時点ではX470やB450チップセットでのRenoir対応が不透明なのも大きなネックです。B550マザーボードも新規で調達が必要となると、Renoirの導入はためらわれてしまいますね(素直に年内発表のZen3待つかな~)もちろん、新規にB550チップセットMini-ITXマザーボードでグラボなしの高性能PCを組む人にはRenoirは文句なしに買いだと思います。

Source:QUASAR ZONE

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