コロナ禍のおうち時間を有意義に過ごすため!?カマキリを飼育してみる

コロナ禍のステイホームでペットの需要が急拡大しているらしいですね。イヌやネコや爬虫類などさまざまな生き物が新たに家庭に迎えられているようですが、私は小学生のとき以来、実にウン十年ぶりにカマキリを飼うことにしました。

1か月ほど前、知人から「自動車のフロントガラスに小さなカマキリがついていたよ」という話を聞きました。大阪市内の住宅街にカマキリがいるのかと驚きました。

小さなころから昆虫が好きでしたが、最も好きだったのがカマキリで、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリとありとあらゆるカマキリを飼育してきました。長くなったおうち時間のせいか、カマキリを再び飼いたいという思いがなぜか強くなってしまい、秋が近づく8月下旬に採集に行こうと決意しました。

カマキリを飼うためにはエサとなる昆虫を手に入れられるのかが大きな問題です。私が小学生の頃は自宅付近の公園だけでなく、そこかしこにあった空き地の草むらで小さなバッタ類が簡単に採れたので、エサに事欠くことはなかったものです。しかし、最近は空き地もめっきり減っており、カマキリを飼うための下準備として、エサがコンスタントに採れるのか、確かめておく必要がありました。

運よく自宅から自転車で5分ほどのところに空き地を発見。長年、道路拡張がとん挫しているため、すっかり草むらとなってしまったその空き地には、オンブバッタ、キリギリス、コオロギ、イナゴ、アキアカネなど、都会では驚くほどの昆虫が生息しているようでした。

エサを確保できることが分かったので、さっそく知人の自宅近くを探索しに行きました。すると、大きな空き地があることがわかり、カマキリが棲むのはここに違いないと割って入ると、5分足らずでカマキリを発見できました。もっと苦戦するかと思っていたので、正直、拍子抜けしました。もう少し、カマキリ探しを楽しみたかったと思ってしまいましたが……

これが捕獲したカマキリ。体調は6センチ弱です。

カマの間の胸に見えるオレンジ色から、チョウセンカマキリ(いわゆるカマキリ)だと思います(オオカマキリだと黄色)

結構、人懐っこい。

まだ羽が生えていないので、あと1回は脱皮すると思われます。体長ももう一回りくらい大きくなるかな?

家に持ち帰って気づきましたが、この個体、左後ろ足がない……。虫取り網を使って採ったのですが、その時に欠損したのかもしれません。もしそうなら、悪いことをしてしまいました……。

写真ではわかりにくいのですが、腹の先端おしり部分にある尾角(長い1対の突起)の間に、産卵管らしきふくらみがあります。オスなら尾角の間にもう1対の小さな突起(尾突起)があり、合計4本の突起があるはず。この個体は突起は2本しか確認できず、触角も比較的短いので、メスだと思います。

とりあえず、ホームセンターに売っていたカブトムシ用の虫かごに入れておきました。もう少し広いスペースが欲しいので、適当な水槽を用意して飼おうと思います。

5本足のメスカマキリをしばし飼いますが、9月下旬には採った場所に返そうと思います。虫かごの中では交尾できないので。それまで、しっかりと成長させつつ、コロナ禍のステイホームのちょっとした楽しみにしようと思います。

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