二輪車の歴史を作った存在のホンダ「Cub(カブ)」。そのカブを、中国のカスタムメーカーがEV化しています。いわゆる「中華カブ」と切って捨てられない、魅力的なマシンになっています。
一切の保安部品やカウルがない、素の状態のスーパーカブ。
クラシカルなクッション。2017年8月に生産が終了するモンキーのアニバーサリー仕様を思い起こさせます。
コンパクトなボディ内に、バッテリー・モーター・インバーターなどのEVに必要なパーツを内蔵しています。
このEVカブを製作したのは中国のカスタムメーカー「Shanghai Customs」。バッテリーにはパナソニック製のリチウムイオンバッテリーを採用しており、バッテリーの劣化を押させるためのインテリジェンス充電プログラムを搭載しているとのこと。安かろう・悪かろうではなく、品質にもこだわりがあるようです。
メーターの代わりはスマートフォンが務める模様。
2040年までにガソリン・ディーゼルカーの販売を中止させるという自動車のEV化を強力に推し進めるEUの政策次第では、モンキーに続いてスーパーカブも生産終了ということになりかねません。本家のホンダも、カブのEV化を検討して欲しいところです。バッテリー重量ゆえに、バイクのEV化はデメリットがあまりにも大きいのは百も承知ですが、カブにスポーツ性能は不要でしょうから。
Source:designboom