放置すると2年縛りが自動更新されるのでUQ mobileからビックカメラの格安SIM「BIC SIM(ビックシム)」にMNPしてみました

2年前に契約したUQ mobileがこのたび解約金がかからない更新月を迎えました。2019年10月にいわゆる2年縛りが禁止され、「違約金の上限は1000円」という規制が取り入れられたはずが、UQに問い合わせると規制前の契約には自動延長が組み込まれており、うっかり放置すると従前の2年契約が改めて結ばれて違約金も高額(UQは9500円+税)のままだとわかりました。契約自動更新を盾に、従来の契約内容がそのまま維持されるようです。規制の趣旨を考えれば、契約更新後は違約金も当然1000円に変更されるべきでしょうに……。自動更新であろうとサービス提供者から一方的に違約金を引き下げ下げるのは消費者の利益になるためまったく法的にも問題はないので。

うっかり更新月を逃すとまた2年縛られるということで、MNPすることにしました。UQはMNPされるのを回避するために、MNP番号の発行を申し出ると新しい規制後のプランへの変更を勧めてきましたが、お断りです。あわよくば2年縛り+高額違約金を維持しようという姿勢が気に入らないので。いろいろ検討した結果、移転先はIIJ mioがもっとも良さそうでした。2020年3月時点でのキャンペーン(特典)内容を備忘録代わりに記録しておきます。

■サービスの検討
私がいろいろ比較した中で、ファミリー割が充実していたのがIIJ mioです。12GB分をファミリーで分け合うプランは、一人で利用することもOKなので、一人で大容量の通信をする人にもおすすめです。

2年連続シェアNo.1記念キャンペーン | IIJmio
https://www.iijmio.jp/campaign/mio.jsp

IIJ mioでは12GBの契約で基本使用料月額2560円+音声700円=3260円にSIMカードを1枚(1回線)につき700円で追加できる「ファミリーシェアプラン」があり、3/31までは6か月間基本使用料が1280円引きされるキャンペーンが行われています。ちなみに割引は初回月を除くので、6か月間フルで割引の適用を受けられます。さらに、みおふぉんというアプリを使った通話が10分以内なら無料の「誰とでも10分」という月額830円のオプションも7か月無料(これは初回月から適用)がついてきます。そして、端末とのセットでも大幅に割引を受けられる機種もあり、例えばOPPOのAX7は100円で購入できるようになっています。そして、MNPだと1回線あたり5000円のキャッシュバックが受けられるとのこと。ちなみに契約に必要な費用もキャンペーン中は1円となっています。結構な大盤振る舞いです。例年3月はキャンペーンの内容がいいですね。

以上が2020年3月のIIJ mioのキャンペーンでかなり魅力的だと思いました。AX7のようなスペックが低いスマホは正直いらないのですが、メルカリやヤフオクでは1万円以上で売れているようなので、出品の手間をおしまなければ1万円のキャッシュバック扱いでしょうか。いろいろ比較した結果、家族を含めて3回線分乗り換えたい私の場合、IIJ mioのファミリープランがもっとも魅力的だったので、とりあえず100円ならAX7ももらっておくかと考えていましたが……先週の連休で100円端末のAX7が在庫切れになってしまいました。残念。

■MNP契約
そこで、IIJ mioとまったく同じ内容でビックカメラブランドで提供されている「BIC SIM(Powerd by IIJ)」に急遽、乗り換え先を変更しました。BIC SIMはプランもSIMの中身もIIJ mioとまったく同じですが、ビックカメラ店頭で契約できその場でSIMカードを受け取れること、ビックポイントを携帯料金に充てられることという違いがあります。さらに、IIJ本家の「AX7が100円」のような割引キャンペーンがない代わりに、6000ポイントのビックポイントプレゼントが3月中はついてきます。ということで、私はビックカメラ店頭で3回線分のMNPによる契約を行いました。なお、IIJ mio(BIC SIM)の場合、ファミリーシェアプランに加入するには「契約者は1人で支払先も契約者のクレジットカードであること」という縛りがあります。そのため、UQ mobileなどのファミリープランに加入していて各回線の契約者が異なる場合、MNPでの転入の際に名義人を1人にまとめなければいけないという条件があります。家族で一斉に乗り換えるには、全員で店頭に行かなければならないというデメリットは受け入れなければなりません(担当者によっては免許証など本人確認書類持参で本人立ち合い不要な場合があるかも……知らんけど・笑)

ということでファミリーで一挙に乗り換えるのは少々手間でしたが、ビックカメラ店頭でMNPを行いました。軽く1時間はかかるので覚悟が必要です。とはいえ、これで2020年9月までは12GBを分け合う3台分で合計3380円(10分間以内なら通話料は無料)という格安の使用料になりました。ちなみにIIJ mioの場合、1年以内の解約金は1000円で1年経過後はずっと解約料ゼロだそうです。さらに、6000ptのビックポイントと5000円×3=15000円のキャッシュバックを受けられました。新規契約の初期費用も1円なので支払いは1円でした(笑)

BIC SIMキャンペーン|ビックカメラの格安SIM・BIC SIM(ビックシム)
https://bicsim.com/

■契約後
IIJ mioやBIC SIM(Powerd by IIJ)で契約したSIMカードはSIMロックフリー端末で使います。しかし、単にSIMロックを解除しているだけではだめで、iPhoneなどのiOS端末では構成プロファイルをインストールする必要があり、Android端末ではAPNを手動で設定する必要があります。今回はiPhoneでプロファイルをインストールしてAPNを自動設定してみました。

まずは、iPhoneの純正ブラウザSafariで「http://iijm.io/apn/」にアクセスします。なお、この時点ではモバイル通信ができないので、Wi-Fiでインターネットに接続しておく必要があります。ビックカメラ店頭だとビックカメラのWi-Fiを使わせてもらうとよいと思います。

「構成プロファイルをダウンロード」をタップ。

「許可」をタップ。

プロファイルがダウンロードされたら、「閉じる」をタップ。

電源をOFFにし、再起動します。

「設定」アプリを開き、IDの下にある「プロファイルがダウンロードされました」をタップ。

「インストール」をタップ。

パスコードを入力。

「次へ」をタップ。

「インストール」をタップ。

「インストール」をタップ。

インストールが完了したら、「完了」をタップ。これで、モバイル通信が可能になりました。

ネット回線の速度を調べると、18Mbpsでした。それほど速くはありませんが、ストレスにはならない速度で、格安SIMとしては十分合格点をつけられそうです。あとは都心部で平日ランチ時にどれくらい回線が混むのかですね。

なお、IIJ mioの音声通話料金は20円/30秒ですが、アプリ「みおふぉんダイアルアプリ」を使うと半額の10円/30秒になります。オプションの「誰とでも10分」で10分以内の通話料が無料になるのはみおふぉんダイアル使用時限定なので、基本的はみおふぉんダイアルを使って通話することになります。なお、みおふぉんダイアルでは110番やナビダイヤルなどはかけられない点には注意が必要です。

‎「みおふぉんダイアルアプリ」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/miofone-dial/id979168845

みおふぉんダイアルアプリ – Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.ad.iij.miodial

個人的にはかなりオススメだと思うBIC SIM(by IIJ mio)ですが、上記キャンペーンは3月31日までです(東京はこの土日、ビックカメラ休業ということで店頭契約するなら週明けの平日30日、31日の2日間のみなので、なかなか難しいかもですが……)。今月中のMNPを検討中の人は参考にしてくださいね。

※なお、私は端末セットではなくSIMカードのみ契約しています。そのため、SIMロック解除済みの端末が手元にある場合のみの話なので、SIMロックフリー端末がない場合は別途用意するか、素直に端末セットを購入してください。

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