13年ぶりの「北。」……あの元祖TS抜き機「Friio(フリーオ)」が4K対応となって再降臨、アースソフトPT4の夢をみる

B-CASでスクランブルまみれのがんじがらめで手出しできなかったデジタル放送のビデオキャプチャいわゆる「TS抜き」のハードルを劇的に下げて、一世を風靡した元祖TS抜きマシン「Friio(フリーオ)」。その後、アースソフトのPTシリーズに主役の座を明け渡し、ひっそりとメインストリームから消えたあのFriioが、なんと4K対応になって発売されることになりました。

Friio – デジタルハイビジョンテレビアダプター 「フリーオ」
http://www.friio.com/

とりあえず、上のリンクにアクセスして確かめてください。

確かに4K対応

ウェブサイトにてしばらくの間お知らせしていなかったFriioが新たな形で戻ってきました! 今回の新商品につきましては、機能的な復号化サポートが組み込まれたBS4K/8レコーダーを紹介します。何もはんだ付けする必要はありません。 ハードウェアは、外部(USB-C)または内部(USBケーブル付きPCIe)で使用できるように作成されており、カードはロープロファイルデスクトップにも適合します。 特別限定版のカラーケースがありますので、ぜひそれらを全て集めてください! リリース日につきましては、中国のコロナウイルスの感染状況にもよりますが、まもなく決定される予定です。 SDKとBonDriverがリリースされ、カスタムプレーヤーソフトウェアを作成できるようになります。

「BS4K/8レコーダー」とは……?「4K放送を8チューナー!?で録画可能」ということでしょうか?さすがに8Kにも対応ということではない……ですよね?Friio中の人は台湾人なので、ここらへんはご愛敬。続報を待つのみです。画像をよく見たら「8K」の文字。どうやら新Friioは4K/8K対応の模様。

新Friio(とりあえず「Friio 4K」と呼ぶことにします)についてわかっているのは、「インターフェースがPCI-ExpressとUSB-C(Type-C)の2種類に対応すること」「PCI-Expressはロープロにも対応すること」「特別限定版のカラーケースがあること」「中国コロナウイルスの影響はあるものの、まもなく発売されること」そして「SDK、凡ドライバーがリリースされること」です。

そもそも4K対応チューナーすら持っていない私ですが、Friio発売直後のあの「TS抜き」祭りの感動は忘れていません。だからFriio 4Kには期待せざるを得ません。

ここで、ちょっと昔話をさせてください。ストリーミング全盛の今なおPT1、PT2、PT3を使ってTS抜きしている人は少なくないと思いますが、みな「BonDriver」を意識なく使っているはずです。そもそも”Bon”って何なの?どういう意味なの?なんて考えないですよね。「Bon」=「凡」であり、「凡」とは初代Friioの形から来たものでFriioを指しているのです。

Friioが2ch(現5ch)に降臨して、TS抜きされたMPEG-2ファイル(確か南海キャンディーズの山ちゃんの映像でしたね)がうpされたあと、スレは祭りと化して、TS抜きを待ち望んでいた多くの人たちが「うわw」「記念パピコ」と書き込みスレは鬼のような勢いで消化され続けたのでした。ええ、私も記念パピコしましたよっと。

当時、実は「TS抜き」の手法は確立されていましたが、機材やノウハウがオープンにされておらず、一部のマニアだけのものでした(私もマニアのはしくれで、「ヘボヤ抜き」などで細々とTS抜きを試してはいました)。TS抜き環境は制限的だったこともあり、私を含めて多くのキャプチャ愛好家はTS抜きではなくPV3やPV4でキャプチャするのが主流でした。D端子というPV3だけのために存在した規格もありましたねー

そんな状況下で現れたFriioは、すぐにBS版もリリースし、一大メインストリームになる……はずが、そうはなりませんでした。PVシリーズで知られるキャプチャ界の雄、アースソフトが地上波・BS/CS対応のPT1をリリースしたからです。その後、PT2で供給も安定し、PT3でロープロ&PCI-Express対応まで果たしたPTシリーズは、あっという間にFriioを過去のものにし市場から駆逐してしまったのでした。
(昔話おわり)

当時の熱狂と興奮を懐かしく思い返していると、当然のように湧き上がってくるのは「アースソフトはPT4を出さないのか?」という疑問です。PT3生産終了からPT4を出す理由がなかったとは思いますが、4K対応のFriioが登場するならPT4が出るのは自然の理ではないのか。歴史は繰り返すのではないかと思うのです。

そんな妄想をしつつ、久しぶりにアースソフトのHPをのぞいてみることにしました。相変わらずシンプル…ゆえに軽い…阿部寛のHPより軽い。

製品情報はPT3を最後に更新が止まっています。

会社概要には長田さんの名前がありました。昔は納税実績まで載っていたのですが、さすがに非公開になったようです(笑)

PV3の争奪戦が激しかった当時、アースソフトに電話したら長田さんが出てくれました(当時はPHSの番号まで載っていたのですよね・笑)。「いつ普通に買えるようになりますかね……?」「売りたいのはやまやまなんですけどね……」なんて世間話にも気さくに応じてもらったものです。

アースソフトのキャプチャボードはPV3、PV4、PT1×2枚と購入してきましたが、どれも今でも使えるほど耐久性抜群です。PT1にいたってはいまだに現役ですしね!アースソフトに絶大なる信頼をおいている私は、まだ見ぬPT4を待ち続けて、Friio 4Kを購入できないかもしれませんが……。

先日買ったライザーカードなんて要らんかったんや!図らずもPCI難民から逃れられるかもしれません。

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なんにせよ、コロナウイルスで世界中が大荒れの中、キャプチャマニアにとってFriio 4Kにはコロナ級の衝撃が走ったのではないでしょうか。時代錯誤な規制まみれで死産状態、閉塞感でいっぱいだった4K放送界隈は、Friio 4Kの登場で大きく動き出しそうです。

Source:Friio

One Reply to “13年ぶりの「北。」……あの元祖TS抜き機「Friio(フリーオ)」が4K対応となって再降臨、アースソフトPT4の夢をみる”

  1. アースソフトは記事内キャプチャー画像にも有るようにサポートとかが終了したので廃業ではと言われていたりすりのでどうなのやら。 
    また、一部では色々なチューナーを作っている海外のTBSなるところ(日本でも現在日本で流通している唯一のTS抜きチューナーメーカーのPLEXがスカパープレミアム等対応チューナーの取り扱いかOEMかをやってる)が
    4K対応チューナーを出すらしいけど情報源となった販売サイトってアースソフトの後継なんじゃと言われてたりも。
     
    ただ、そもそもでTBSチューナーの話題の中でも出て来てたが、「チューナーがあっても現状では環境が完全には整わないのであれば喜ぶのはまだまだ先ではないか」という意見もあり、実際電波は受信可能になるもののCAS周りの問題が有る為、視聴ができる所にまで未だ至っていないのが現状だと思うので、裏でこっそり動いて開発しててもうすぐ完成とかじゃ無い限りまだぬか喜びな状態でしか無いかと。

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