Intel製CPUの脆弱性として発覚した一連の脆弱性問題への対策パッチがWindowsなどのソフトでリリースされていますが、iPhoneやiPad用のiOSも、iOS 11.2.2で対策を採ってきました。対策パッチによってパフォーマンスが大幅にダウンする場合があると言われているSpectre対策で、iPhoneのパフォーマンスがどれくらい落ちるのかをチェックした人がベンチマーク結果を公開しています。
テストしたのは起業家のMelvin Mughal氏。テストした端末はiPhone 6で、すべてのアプリを停止した素の状態でのパフォーマンスを、iOS 11.2.1とiOS 11.2.2で比較しています。
結果はシングルコアで41%ダウン、マルチコアで39%ダウンという、予想通り……というか予想以上のダウン。
シングルコア性能の詳細
マルチコア性能の詳細
iPhoneはバッテリー劣化でパフォーマンスダウンする問題を抱えていますが、Spectreとのダブルパンチはかなり痛いところ。とはいえ、セキュリティ第一であり、対策済みのiOSアップデートをためらうべきではありません……と言いつつ、手元のiPhone 6sのアップデートは先送り中。
Source:Melv1n