Gクラスのような大柄な車体のクルマは、洗車するのも一苦労です。洗車を楽にするために高圧洗浄機を導入しましたが、さらに作業効率を上げようと、手袋タイプのマイクロファイバークロスを試してみました。量販店では「ゴリラの手」と「カエルの手」という2種類の異なるタイプがあったので、比較してみました。
洗車道具を買いに、ぶらっとスーパーオートバックスにやってきました。
いつもスポンジを使って手洗いしていますが、以前から手袋タイプの洗車道具は気になっていました。店頭では「ゴリラの手」という商品名が目に留まりました。ネーミングって大切ですね。
よく見ると、ゴリラの隣には「カエルの手」もありました。こちらは、二股タイプのようです。この手のシリーズは「動物の手」が定番なのでしょうかね。
どっちが良いのか試してみようと思い、両方買いました。
ゴリラの手
まずはゴリラから。
ゴリラの手は、5本指タイプ
「虫」や「鳥の糞」を洗い落とすための太いマイクロファイバーと……
「水アカ」「油汚れ」用の、細かい目のマイクロファイバーの2面になっています。
手袋の内部も細かなメッシュ状になっていました。
5本指タイプなので、手を入れても違和感はありません。表裏はありますが、左右のどちらの手にも装着できます。両手で洗いたければ2つ買えばOKですね。
カエルの手
続いて、カエル
二股タイプ。こちらはボディの細かな汚れを落とし……
メッシュ側で虫・鳥のフンを落とせるとのこと。
内部はかなり細かなメッシュ
カエルの手も左右どちらの手にも装着できます……が、どちらの手にはめてもかなり違和感があります。中指と薬指をどちらに入れるのかは好みでしょうが、やはり二股なのではめてみた感触は正直言ってよくありません。
使い勝手を比較
ゴリラの手とカエルの手を使って洗車してみました。まずは洗車するために、ボッシュの高圧洗浄機「UA125」を使って、ボディ全体をシャンプーがけします。
UA125の使い勝手については以下をご参照のこと。
家庭用高圧洗浄機では断トツの性能を誇る「ボッシュ UA125」レビュー、期待をはるかに上回る洗浄力でした – TECH-SURF
ゴリラの手は、その接地面積の大きさのおかげで、かなりスピーディーにボディ全体を洗うのに適しています。
太めのマイクロファイバーの食感もなかなか。
一方、カエルの手はやはり接地面積では不利で、大きなクルマだと骨が折れるかもしれません。
Gクラスのサンバイザーなら、ゴリラの手でもゆったり入ります。
薄手のカエルの手は楽々。
しかし、ドアノブはゴリラの手ではかなり窮屈……
カエルは楽々
ドアミラーの隙間は、ゴリラの手では無理
カエルの手はOK。特に、二股の先端がとがっているため、かなり狭い隙間でもしっかりと洗うことができました。
使ってみてどっちがいいのか?ですが、ささっと手軽に洗車したい、時間をかけたくない、という人にはゴリラの手が良いと思いました。ミニバンやSUVなどの大きな車体ならなおさらかもしれません。しかし、時間や手間をかけてもいいから細かいところまでしっかり洗いたい!という人にはカエルの手が良さそうです。手を入れたときの違和感は洗車中も消えることがありませんでしたが、狭い隙間も難なく洗えるという利点が光ります。しっかり洗いたい派の私は「僅差でカエルの勝ち」と結論付けておきます。
|