Ryzen 7 1700の純正CPUクーラー「Wraith SPIRE」のテイストに合う光るFANを探す

Ryzen 7 1700にはAMD純正のCPUクーラー「Wraith SPIRE」が付属しています。Wraith SPIREは、縁が赤色に光るLEDを搭載しておりデザインが良好。Ryzen 7 1700も過度なオーバークロックさえしなければ冷え冷えの低発熱CPUなので、カッコ良さ重視で今のところWraith SPIREで不満はありません。ということで、Wraith SPIREを使う前提で、統一感のあるLEDライト付きのファンをAmazonで見つけたのでレビューします。


マシン構成
CPU:AMD Ryzen 7 1700
マザーボード:MSI B350 TOMAHAWK
メモリ:Corsair VENGEANCE DDR4-2666 8GB×2(CMK16GX4M2A2666C16R)
SSD:Crusial M550 256GB
HDD:Seagate 3TB(ST3000DM008)
グラフィックボード:Sapphire NITRO RADEON RX 460 4G GDDR5
電源:Enhance 800W(GOLD)
ケース:Silverstone RAVEN 2

Wraith SPIREは円形ファンのトップフロータイプ。白く光る「AMD」ロゴと赤色LEDのリングが大きなアイコンになっています。「この赤色LEDリングでデザインを統一したい」というのが今回の希望。

よくあるLED搭載のファンは、4隅からブレード部分を照らすことで手裏剣のようなイメージ(表現が下手くそすぎる……)です。このCorsairのファン(クリックするとAmazonページが開きます)を見ればイメージは伝わるかと。このタイプは格好よくて嫌いではないのですが、今回求めているものではないのです。

Amazonを物色していると、リングが光るタイプの以下の「EasyDiy」というファンが見つかりました。写真ではよくわかりませんが、縁にLEDが仕込まれているようです。探している赤色もあり、2個でなんと1550円(購入当時)とかなり安価な部類。値段なりという可能性もありますが、とりあえずコレをポチりました。安いですし、12センチファンは汎用性がいいので、どこかで使う場面があるだろうという安易な発想です……。

届いたのはシンプルな茶色のパッケージ。なお、側面には大きな字で「MADE IN CHINA」と書かれてありました。小さく申し訳なさそうに書くより、これくらいアピールする方が潔いと好感を持てます。

中には12センチファンが2つ。2つで1550円は安い。

中身はこれだけ。ファンとネジのみです。

EasyDiyはブレードも赤色。ブレードの先に切り込みが入っており、ファンノイズを減らす工夫が施されている模様。

リブ(長いネジを通す場合の補強部分)はなし。リブ有りでは使えないCPUクーラーのクリップでも使える様になっています。自作PC派にはやはり「リブなし」の方が都合は良いと思います。

ファンの先はペリフェラルと3ピン。PWMが制御できる4ピンではないのが残念です。まあ、搭載するSilverstoneのRAVEN2にはファンコンがあるので個人的には問題ないのですが、ちょっと減点ポイントです。

ケーブル長は30センチ。これを長いとみるか短いとみるかは、環境次第。短すぎず長すぎず、一般的な長さと言えます。

ということで早速換装開始。RAVEN2のトップ(一般的な言い方では、マザーボードのバックパネルの上にあたるところ)の12センチファンと交換します。

5分で完了。電源ONにすると、こんな感じで光りました。EasyDiyは、思ったよりも明るい赤色で、ファンの風量はかなり多め。その分、音量も大ですが、高周波音ではないので耳障りな音ではありません。風量からすれば全然OKなレベル、という感じ。ファンコンで絞ればかなりの静音にもできそうです。

Wraith SPIREとの相性は良さげ。色合いはEasyDiyの方が明るいのですが、やはりリング状に光るところが統一感があって狙い通りになりました。

ただ、RAVEN2のトップカバーを付けると、そんなに分からないというワナ……。しかもRAVEN2で換装できる12センチファンはここのみ。ということで、「赤色リングファンだけ」にすることはできません。違うケースにしようか……と迷い始めました(というか、Wraith SPIREを諦めれば話は早いのですが、カッコイイんですもの……Wraith SPIRE。)

レビューした12センチファンEasyDiyは以下のリンク先から購入可能。赤色だけでなく青色、緑色もあるようです。