ポルシェの歴史を振り返るシリーズ「Porsche Top 5 Series」がYouTubeで順次公開されています。2017年3月29日に、ポルシェのお膝元であるバイザッハでの「機能テスト」のトップ5を挙げる「Weissach’s toughest functionality tests」を公開しました。
Porsche Top 5 – Weissach’s toughest functionality tests – YouTube
第5位は「Skid Pad」
ラウンドアバウトのような円形コースで、主に横Gに対するテストを行います。
カウンターを当ててのドリフト走行も。
水をまいた状態でもテストします。
リアエンジンの911では、リアからかっ飛んでいくのがよくわかります。
第4位は「Test Track」
バイザッハのテストコースはかなり高低差がありますね。
ヨーロッパの道路によくある波状路もテストします。
壁をたてての浸水路テスト。
驚くことに、大昔から同じコースを使っている模様。
たとえCカーといえどもデコボコ道をテストするようです。
SUVは段差もお手のもの。
第3位は「Wind Tunnel」
エアロダイナミクス(空力)の風洞試験場です。
レースでは大型のウイングを使ってダウンフォースを稼ぐので、風洞試験は欠かせません。
空気の流れを可視化するために、昔はヒラヒラの付いた棒を使っていました。
タルガやカブリオレでは、風の巻き込みを抑える形状が追求されます。
こんな巨大なファンで風を送る模様。
最新モデルのパナメーラでは、速度上昇に応じて小さなリアスポイラーが立ち上がり、見事に風の渦を消しながら、後方に流しているのがよくわかります。
第2位は「Offroad Track」
30度はありそうな急斜面。
これらのオフロードコースは、もともとはパリダカ用959などのラリーカーのテストコースでした。
こんなジャンプもアリ。
今ではカイエンやマカン用でしょうか。
こんな急斜面でも安定して走行できることが求められます。
もちろん浸水テストもあります。
第1位は「Crashtest」
側面からもテストします。
後方からも。928でしょうか。ハッチバックのガラスは粉々に。
歪みを調べるためか、昔はチェッカフラッグ模様にしていたようです。
こんな巨大な荷台をぶつけるようです。
横転テスト
クレーンからつり上げて……
落とすというテストもあったようです。