自動車メーカーのトヨタのロボット開発チームが、家庭用のホームヘルプロボットを公開しました。障害者や高齢者の生活をサポートするロボットで、北米ではすでに試験運用が始まっています。
Human Support Robot I The Toyota Effect | Toyota – YouTube
これが、トヨタの開発したホームヘルプロボット。「Human Support Robot(HSR)」という名前の通り、人間をサポートするロボットです。
目のようなカメラを搭載。
マジックハンドを備えるのが特徴。
QRコードのようなシールの付いた目標物に向かって……
物をつかんだり、ボタンを押したりすることができます。
手に取ったウォーターボトルを、車いすの男性の口元まで運び、水を飲ませるに成功しています。
HSRは研究所を離れ、アフガニスタンの従軍で頸椎を損傷して車いす生活を余儀なくされるロミー・カマルゴ氏の自宅にやってきました。
これは、家のドアロックを解除するためのボタン。ボタンにQRコードを貼り付けています。
外で待つ、カマルゴさん。
HSRが、ボタンをプッシュ。
カマルゴさんの日常生活を助ける、テストプログラムが行われています。
トヨタのロボットは、まさに「家族の一員」という存在。
カマルゴさんの息子とグータッチ。
2015年にToyota Research Instituteを設立したトヨタは、今後5年間で10億ドル(約1100億円)を、ロボットなどの人間をサポートする技術開発にあてる予定です。同じ自動車メーカーのホンダがロボットでは先を行っていましたが、さすがはトヨタ。夢だけでなく実用性を追求したモデルで、実用性は高そうです。