コロナ禍でZoomなどのオンラインチャットを使ったウェビナーを視聴することが一気に増えました。そうすると、録画したいと思うのがキャプチャマニアの悲しい性です。PCとHDMI接続のUSBビデオキャプチャ機器(HDMIキャプチャ)があれば、HDMIで出力できる映像は簡単にキャプチャ可能です。中華製のHDMIキャプチャであれば、HDCPなどの各種著作権保護機能(いわゆるコピーガード)も回避できます。私はかつてPV3でD端子出力キャプチャを行っていましたが、HDMIキャプチャはすぐに飽きてやめてしまいました。10年くらいたった今、ウェビナーきっかけで令和最新版のHDMIキャプチャを試してみることにしました。
中華製のHDMI接続USBビデオキャプチャは様々な種類の機器がありますが、口コミで評価の高い「Y&H HDMIキャプチャカード」を購入してみました。
Amazonで約1700円(2021年1月当時)でしたが、このHDMIキャプチャは偽物も出回っているようです……。私が購入したのは以下のリンクの製品でしたが、パッケージが変更されています……。
HDMIキャプチャの外観チェック
中味はHDMIキャプチャと簡単な説明書のみ。
一見するとUSBメモリと見間違うほど。手のひらサイズなのでノートPCでも使えそうです。
映像をキャプチャ(録画)するには、USB端子をPCに接続し……
HDMIポートに映像を入力するだけです。
キャプチャ設定
ウェビナー録画が目的ですが、取り急ぎ、手元にあったFire TV Stick 4Kを使って、Amazon Prime Videoなどを録画してみます。これは、あくまで実験です。
今回、キャプチャに使うソフトは、「OBS Studio」。無料で操作も簡単なのでオススメです。
Open Broadcaster Software | OBS
https://obsproject.com/ja
上記サイトでアプリをダウンロードします。今回はWindows 10を使うので、「Windows」をクリック。
「ファイルを保存」をクリック。
「Next」をクリック。
「Next」をクリック。
「Install」をクリック。
「Finish」をクリック。
すると、アプリが起動し、自動構成ウィザードが立ち上がります。「次へ」をクリック。
私は録画目的で映像配信をしないので、「録画のために最適化し、配信はしない」にチェックを入れて、「次へ」をクリック。
「設定を適用」をクリック。
これで準備は完了……と言いたいところですが、音声もキャプチャするためには、Windows側の設定が必要です。
検索窓で「コントロールパネル」と入力するなどしてコントロールパネルを起動したら、「ハードウェア」→「サウンド」をクリック。
「録音」タブ→「デジタルオーディオインターフェイス」→「プロパティ」とクリック。
「聴く」タブをクリックし、「このデバイスを聴く」にチェックを入れて、「適用」をクリック。これで音声もキャプチャできます。
OBD Studioを使ってみる
キャプチャするには、シーン、ソースの設定が必要です。画面左下の「シーン」にある「+」ボタンをクリック。
好きなシーンの名前を入力し、「OK」をクリック。
次に、「ソース」にある「+」ボタン→「映像キャプチャデバイス」をクリック。
新規作成に好きな名前を入力し、「OK」をクリック。
無事、Prime Videoの映像が入力されました。
あとは、画面右下のボタンで録画すればOKです。
以上で実験は終了。Netflixなどあらゆるサブスクビデオサービスが録画できるようになりました。試験がうまくいったので、これでZoomウェビナーが録画し放題になりました。めでたしめでたし。
・おまけ
なお、私はウェビナー視聴にもっぱらSurface Pro 6を使っているので、Mini Display Port-HDMI変換ケーブルが必要です。以下のケーブルを使いHDMIキャプチャを接続して、無事、Zoomウェビナーを録画できました。