【バイク】バッテリーが完全にあがったので新品バッテリーに交換してみた【ZZR1100】

そろそろ梅雨も明けそうですが、先週末、ひさびさの晴れ間にZZR1100を動かそうとすると、ウントもスンともいいません。バッテリーが完全に死んでいるようです。2週間くらい動かさなかっただけなんですが(^^;)当初からついていた中華製バッテリーは電圧が安定せず、そのうち交換しようと思っていたので、これ幸い(?)とバッテリーを交換することにしました。バイクのバッテリー交換を備忘録代わりに記録しておきます。

キーをひねってもランプ類が一切点灯しませんでした。これはバッテリーが完全にあがってる模様。

ZZR1100(C型)は、シートを開けるとバッテリーに直接アクセスできます。ネットを調べるとD型ではバッテリー交換前にタンクを外している人がいるようで結構手間がかかりそうですが、C型はシートを外すだけで交換できそうです。

まず、バッテリーホルダー上部の鉄製のバーをとり外します。L字の六角レンチでボルトを外しますが、作業しにくい……。左のカウルが割れているのが見えますが、きっと前オーナーが以前バッテリー交換したときに割れたのだなと、納得しました。

バッテリーの上に硬質のスポンジが挟まっていました。隙間を埋めて固定するために、前オーナーが取り付けたようです。

バッテリーを取り外すときには「マイナスターミナル(黒)から外す」のは基本中の基本ですね。反対に、バッテリーを取り付ける際はプラス(赤)から。

ボルトを外して本体を引き上げるとバッテリーが取り外せました。それにしても汚い……錆がこびりついていて、よくこの状態まで動いていたなぁ、と逆に感心しました。品番は「GETX14-BS」というバッテリーですが、イボルブレーシング店長によると、エンジン始動後にあまり見ないくらい電圧が上がる謎の挙動をする変なバッテリーでした。

念のため中華バッテリーの充電を試みましたが針は微動だにせず。この充電器は7.6V未満の状態では充電できない仕様のため、充電不能。これで迷うことなく新品バッテリーを購入できます。

ということでAmazonで注文したのは台湾ユアサの「YTX14-BS」。日本ユアサが1万1000円を超えるのに対して、台湾製というだけで7000円弱になります。謎の中華製バッテリーを4500円で購入するなら、安心のユアサバッテリーを7000円で買う方が絶対良いかと思います。

バッテリー液は自分で入れるタイプ。

バッテリー本体に張り付いていたシールを取ると、「ストローの先」のような突起が6つ出てきました。

希硫酸ボトルの先端のキャップを外します。銀色のシールは外してはダメ。

あとは上からストローに合わせてぶすりと挿せばOK。

徐々に希硫酸がバッテリーに注入されていきます。だいたい20分くらいで滴下完了です。

最後に、希硫酸ボトルの先端のキャップをバッテリー本体に取り付けてシールすればバッテリー液の注入完了。

バッテリー液注入から1時間くらいで使用可能にはなりますが、初期充電を行うことでバッテリー寿命は大きく伸ばせます。これをやらない人が多いのですが、充電器があるならひと手間かかりますが、必ずやっておくべきだと思います。

2時間ほどでほぼ充電できました。

元の場所に戻してターミナルをプラス(赤)→マイナス(黒)の順で取り付けようとしましたが、ボルトを固定するナットが下に落ちてしまい届かない……

そこで、↓のように段ボールの切れ端を突っ込んでナットを浮かしました。ボルトがナットに届いたら、ラジオペンチで段ボール片を引っこ抜くことで、無事にバッテリー交換は完了しました。

なお、交換時に驚いたのが、台湾ユアサのバッテリーはマイナスターミナルを取り付ける際に一切スパーク(火花が飛ぶこと)がなかったこと。そして、エンジン始動直後からアイドリングの安定感が以前とは段違い。走ってみたところ、エンジンのザラザラ感がずいぶんと減りました。正直なところ、バッテリー品質でこんなにフィーリングが変わるのかと驚きました。台湾ユアサ、今のところ大満足の出来です。バイクのバッテリーは小型のわりに割高ですが、数年間は交換しないことも考えると、少々高くても品質の高いものが良さそうですね!

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