ついにZen2マイクロアーキテクチャ搭載のAMD新CPU「Ryzen 3000」シリーズの販売解禁日である2019年7月7日になりました。私も第1世代Ryzen発売日から2年4か月ぶりに祭りに参加予定です。狙うは12コア/24スレッドの(つかの間の)ハイエンドCPU「Ryzen 9 3900X」。現在使っているRyzen 7 1700(8コア/16スレッド)と入れ替えます。しかし問題はマザーボード。私の使っているMSI B350 TOMAHAWKに果たして第3世代Ryzenを載せることはできるのか?ということで、新CPU購入前にBIOSアップデートの準備を行うことにしました。
まずは第3世代Ryzenに対応すべくBIOSアップデートから。マザーボードはMSIのB350 TOMAHAWK(トマホーク:通称トマホ)。初代Ryzen祭りに参加した人たちにはおなじみのマザーボードです。販売解禁時に圧倒的な在庫量のため多くの人が手を伸ばしたトマホは当時のネットではネタ要因でしたが、実はAMDの開発用マザーボードだったということがわかりその安定性からも評価されたマザーボードで、PCIスロットが2つあるなどのレトロ仕様が大きな特徴。私も2年4か月にわたってまったく不満なく愛用しています。
トマホがRyzen 3000シリーズに対応しているのか?についてですが、以前ちょっとした騒動があったのですね。きっかけはあるユーザーがMSIのサポートに旧チップ搭載マザーボード(MSI X370 XPower Gaming Titanium)のRyzen 3000シリーズ対応の質問をしたところ、「対応しない」という回答を受けたこと。掲示板RedditでMSIの旧チップ切り捨てに対する批判が巻き起こりましたが、結局、このサポートの回答は間違いで、MSIは公式にサポート対応予定を表明したという経緯です。
ちなみに投稿時点でのMSIの対応は以下の通り。私のトマホも対応するようです。
ということで、Ryzen 9 3900Xをトマホに搭載して使うことはできるようです。もちろん、最新のBIOSにしておくことは必要条件。そこで、久しぶりにBIOSアップデートすることにしました。最近はド安定のためBIOSアップデートをする必要もなかったので。なお、トマホークのBIOSアップデート方法については過去に書いているので参考にしてください。
「MSI B350 TOMAHAWK」のBIOSアップデート方法まとめ – TECH-SURF
ただ、MSI公式ページによると、最新BIOSはバージョン「7A34v1M」で2019年1月30日リリースのもの。それ以降は更新されていないようですが、MSIはこの7A34v1MバージョンのBIOS環境下でのRyzen 3000シリーズへの対応を確認したようです。さっそく、BIOSをアップデートしておきました。
取り急ぎ第3世代Ryzen 3000シリーズ(Ryzen 9 3900X予定です)への対応準備は完了しました。あとは19時からの販売解禁を待ち、何とかCPUをゲットするのみ……。と思いきや、現状トマホに搭載してるRyzen 7 1700からどれくらい性能の変化があるのかをチェックするために、Ryzen 7の各種ベンチマークを計測しておく必要があることに気づきました。今日は13時開始のオリックス×ソフトバンク戦を観戦する予定なので、めちゃくちゃ急がなければいけない……。次回Ryzen 7 1700のベンチマーク編に続く。
~続き~
旧型B350チップ搭載マザーボードで12コア/24スレッドのRyzen 9 3900Xは使えるのか?Ryzen 7 1700からリプレースしてみた(ベンチマーク準備編) – TECH-SURF