国際社会から孤立する北朝鮮は、外国人の往来を制限し、インターネットを含めて厳しい情報統制が敷かれているため、国内の様子について漏れてくることは少なく謎めいています。そんな北朝鮮に16日間滞在したオーストラリア人のソフトウェア開発者Elliott氏が、北朝鮮の実態を映し出した高解像度の写真100枚をウェブ上で公開しており、普段なかなか目にすることのできない情報を伝えています。
遠くに見えるのは首都平壌(平壌)にある「柳京ホテル」。いまだ開業できていません。
世界で唯一の「ワンスター」航空会社の高麗航空。安全性の問題で2010年にEUへの乗り入れが禁止されました。
Mansudae Grand Monumentの金日成・金正日像。
北朝鮮では婦警が大活躍。市民の尊敬を集める存在だとのこと。
平壌のGrand Peoples Study Houseにある音楽館鑑賞室。金親子の写真が飾られています。
金日成広場にはゴミ一つ落ちていません。
板門店(パンムンジョン)の検問所。
市民の交通「乗り合いバス」
兵士たちに料理を振る舞う金正日将軍。
開城(キョンサン)にある金日成最高指導者像。
社会主義革命記念碑
金日成広場
軍人も自転車を使います。朝鮮労働党幹部以外に自動車を乗れる人はそういません。
「アメリカ合衆国戦争残虐行為博物館」なる施設。
錦繍山太陽宮殿
建国記念日を祝う若い女性。
犬肉のスープ
北朝鮮の建設作業員はまさに命がけで作業します。
朝鮮労働党の記念碑
北朝鮮を訪れる外国人のほとんどが宿泊する羊角島国際ホテル。平壌市の美しい町並みをを一望できる眺望の部屋が手配されます。
北朝鮮で流行するヘアスタイル。
地下鉄の車両にも金親子の写真が飾られています。
Elliott氏は北朝鮮を離れる前に写真の検閲を受け、多くの写真が削除されたとのこと。しかし、復元することに成功し、こうして世界に北朝鮮の生の生活を紹介することに成功しています。Earth Nutshellには他にも多数の写真が公開されています。
Source:Earth Nutshell