足回りを中心としたメンテも完了したZZR1100C。10年ぶりのバイクですが、車検はこれまで通り陸運局へ持ち込みのユーザー車検にしました。自動車は継続的にユーザー車検を行ってきましたが、バイクとなると記憶のかなた……。久々のユーザー車検にチャレンジしてきたので2年後のための備忘録的なメモです。
スタート地はメンテナンスをお願いしたイボルブレーシング。仮ナンバーを取り付けて、大阪南港のなにわ自動車検査場に持ち込みます。
10キロもない道のりですが、結構ドキドキします。仮ナンバーって、どこか背徳感ありますよね(笑)
陸運局近くのテスター屋さんで光軸だけはチェックしてもらいました。イボルブ店長の手製チェッカーの精度はなかなかで、微調整程度ですみました。
陸運局に到着。私の地域の役所は、乗用車サイズの仮ナンバーを貸してくれるので、取り付けにはタイラップが必要で斜めになってますね。
ユーザー車検は当然ながら予約が必要です。なにわ陸運の場合、二輪は午後のみ。到着したのは14時ころだったので、2時間弱しかありません。書類を買ったり、重量税を払ったり、印紙を貼って書類に記入したりと意外と時間を食うもの。感覚的には1時間程度で車検をとらなければ……と焦ります。
焦る気持ちを抑えて検査ラインに行くと、結構並んでいます。ドキドキしつつ、前の様子をしっかりとチェックしイメージトレーニングしておきます。なお、マフラーは明らかに社外品だったので、当然のように音量をチェックされました。音量測定はエンジン回転数4250rpm指定でしたが、力が入って5000rpmはまわしてしまいましたが、98dbと許容範囲の99dBは下回ってセーフでした。インナーバッフル付きでギリギリなので、うるさ目なマフラーと言えそうです。
ライン検査ですが、スピードメーターのセンサーが前後どちらについているか事前に調べるのを忘れており、足下に潜り込んで探すハメに……。ちなみにフロント側が正解でした。排ガス検査は旧車のため免除。ブレーキなどは問題なくOK。しかし最後の項目の光軸で×。理由は光量不足とのこと。光軸は合っていても、古いバイクではライト自体が弱っているため車検をパスできないようです。「あと1回は受けられそうだから、直して来てね」と検査員に言われましたが、テスター屋さんは「ウチでは対処できないよ」とのこと。そりゃそうですね。近くに2りんかんがあるので向かってピットに相談しましたが、「残り15分ではお手上げです」という回答。そうですよねぇ……。
そこでググってみたところ、アクセルをかなりぶん回すことで一時的に光量を上げるというテクニックがあるようです。再び検査ラインに戻るとテストを受けるのは私のみ。ダメもとで裏技にチャレンジすることにしました。ちなみに時間がある場合は3回まではテストを受けられるそうです。光軸テスターの前でアイドリング状態から思いっきりアクセルをあおってみたところ、検査員はかなり渋い顔をしていました。このマフラーうるさいですもんね(笑)とはいえ、検査ライン上でアクセルを吹かしてはいけないという注意はうけませんでした。そして、結果は……合格!光量不足はエンジン回転数を上げることで補えたようです。合格の最終印をもらい、大慌てで事務所に戻り、16時ギリギリで書類を提出。なんとか車検証を交付してもらえました。
最後に540円でナンバーを購入してユーザー車検は無事完了。時間に余裕がなかったこともあり、かなり疲れました……。バイクの車検は自動車より楽だという記憶がありましたが、バイクの方が大変でしたね……。
バタバタしましたが、新しいナンバーを取り付け、気分良く自宅までの初ドライブを楽しみました。
~続き~
ZZR1100CにTechserfu(テックサーフ)のサイレンサーを装着、求めていた重低音を手に入れました – TECH-SURF