長距離走った愛車に活力を与えるド定番の添加剤「フューエルワン」&「スーパーゾイル」を使ってみた

私は製造から20年以上経つ自動車やバイクを複数台所有しています。いずれも旧車の部類に入るので、エンジン回りをリフレッシュしたいところですが、オーバーホールとなると覚悟がいるのでおいそれとは実施はできません。そこで、長距離走ったエンジンをリフレッシュするために添加剤に頼ろうと、代表的な2本の添加剤「Fuel One(フューエルワン)」と「Super ZOIL(スーパーゾイル)」を、1997年式のG320で試すことにしました。


フューエルワン
洗浄系燃料添加剤として有名な「ワコーズ フューエルワン」。フューエルワンはガソリンに混ぜて使うタイプの添加剤で、清浄剤PEAの作用により燃焼室や吸排気バルブ、インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、エンジン性能を回復するとのこと。さらに防錆効果もあるので、タンク内に発生する錆を抑える効果もあるそうなので、長時間自動車に乗らない場合などにも有効だといわれています。

1本(200ml)あたり約1600円とリーズナブルなので手が出しやすいですね。

ちなみにエンジン内のカーボンなどを除去してクリーンにしてくれるフューエルワンですが、除去された不純物がどこに行くのかというと、最終的にはオイルに溜まるようです。つまり、長距離走った自動車にフューエルワンを使うとエンジンオイルがかなり汚れてしまうので、オイル交換の直前にフューエルワンを使うのがタイミング的に良いということですね。

ガソリンスタンドでハイオク満タンにする前にフューエルワンを投入することにしました。添加量は燃料20~60Lに1本が目安で、燃料が20L未満の場合は1%を超えないようにしなければいけません

私のG320はガソリンが90L以上入るので、フューエルワンを2本使うことにしました。なお、徹底的にカーボン除去を行うために、2本使った後で、もう1度満タンにするタイミングでフューエルワンを1本入れて、合計3本使いました。

フューエルワンを入れると、エンジンの音量が少しだけ小さくなりました。エンジンもほんの少し滑らかに回るようになった気がしていましたが、燃費が1割程度向上したので「効果アリ」と判定しました。フューエルワン初体験でしたが、結果は大満足。今後はオイル交換の前に入れようかと思います。

スーパーゾイル
続いては、言わずと知れたオイル添加剤「スーパーゾイル」。私はかつてバイクに試して劇的な効果に感動して以来、バイク・自動車を問わずすべての愛車に対して最初のオイル交換時にかならずゾイルを使ってきました。常に1本はストックしている状態で、2019年10月の消費税増税前にキャッシュレス20%還元のタイミングでストックを増やしておいたくらいです(笑)

ゾイルは4スト用と2スト用に分かれていて、容量もいくつか種類があります。使い勝手が良さそうなのが4スト用の320mlボトル。1本あたり6000円ですが効果は抜群なので決して高いとは思いません。

今回、オイル交換したのはスーパーオートバックス布施高井田店さん。同じく増税前に買っておいたオイルとオイルフィルターを持ち込んで、オイル交換作業してもらうことにします。あいにくの雨でしたがオイル交換の作業予約していたのでしぶしぶ雨の中やってきました。

受付で予約していることを告げてピットに直行。なお、スーパーオートバックス布施高井田店の場合、ゾイルなどのオイル添加剤は全国のオートバックス店舗購入品のみ持ち込みOKだそうです。

増税前にあらかじめ購入しておいたカストロールの4Lオイル2缶とオイルフィルター。なお、オイルは4L缶で購入しましたが、オイルフィルターも交換するので余分にオイルが必要かもしれないと思い、1L単位で追加できるオイルを選びました。4L缶しかなければほんの少し足りない場合に懐へのダメージが多いので追加購入できるタイプのオイルを選択するのは重要ですね。

そして添加するスーパーゾイル。エンジンオイル総量に対して8~10%が適量です。G320は8L強オイルを使うので、320mlのスーパーゾイル2本を使うことにしました。適量だとは思うのですが、作業員さんには「一気に2本使うんですか!?」とやや驚かれました。1本ずつ使う人が多いのでしょうかね?

スーパーオートバックス布施高井田店のオイル交換は「上抜き」です。車体を上げることなくオイルゲージを入れる穴からオイルを吸い出して交換する仕様です。

オイルを吸引するのはこんなマシン。

オイル吸引開始。これまで「上抜き」で作業してもらったことがなかったので、オイルを抜くさまは結構楽しめました。

真っ黒なオイル。この中にはフューエルワンで除去された”悪いもの”もいっぱい含まれているんだろうなぁ。

8Lをやや超えました。フィルターも交換するので、8L缶では確実にオイルは足りなさそうです。

M104型の直6エンジンを搭載するG320のオイルフィルターはエンジンハウス上部からアクセスできるようです。上抜き作業だと、車体を上げることなくオイルフィルターの交換まで作業できるんですね。

オイルフィルターを新品に付け替えます。トルクレンチがないので、オイルフィルターまでは自分で交換できなかったのですが、車体を上げることなく換えられるのなら、次から自分でフィルター交換するためにトルクレンチを購入してもいいかもなぁと思いました。

フィルター交換が済んだので、いよいよゾイル投入。きっちり2本分投入します。

そしてオイル8Lを投入。ゾイル2本計640mLを追加したおかげで、結果としてオイルを追加購入せずに済みました(^^)

エンジンオイル+オイルフィルターを交換し、スーパーゾイルも投入したこともあり、エンジンはスムーズに回ります。完全にプラセボ効果ですが、やはりゾイルは違う気がします。ゾイルはエンジン内部の表面を改質してフリクションを減らしてくれるので、燃費改善はもちろんエンジン寿命を延ばしてくれる効果も期待できます。

長距離を走ってきた旧車を、これからも末永く楽しむためには、フューエルワンやスーパーゾイルのような”エナジードリンク”を時折ためしてみるのはオススメです。

【まとめ】
1.ガソリン添加剤のフューエルワンはオイルを汚すので、オイル交換前に使うのがオススメ!
2.スーパーゾイルはオイル交換時に!
3.使い方は、フューエルワン→スーパーゾイル+オイル交換(できればフィルターも)の順がオススメ!

“長距離走った愛車に活力を与えるド定番の添加剤「フューエルワン」&「スーパーゾイル」を使ってみた” への3件の返信

  1. ワコーズはエンジンオイルに一切影響は無い(汚れない)としていますが汚れると書いている根拠は何でしょう?
    ほとんどは燃焼排気されるのはないのですか?

    1. >名無しさん
      こんにちは。

      >ワコーズはエンジンオイルに一切影響は無い(汚れない)としています
      気になったので調べましたが、ソースが見つかりませんでした。
      ソース情報いただけないでしょうか?

      言われてみれば、ワコーズの公式見解は見たことがないので、俗説レベルでオイルに流れ込むと考えていました。
      (理屈はあっているような気がします)

  2. ワコーズに電話して聞いたところ、エンジンオイルは汚れないとの回答でした。
    よくある問い合わせだそうです。

tsurf へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください