ZZR1100Cの色あせたインナーカウルを”塗って剥がせる”ラバースプレーで塗装してみた

私のZZR1100Cは1990年式の初期型で30年にも迫ろうかという昔のバイクです。長年販売されたZZR1100自体はまだまだ旧車という感じはしませんが、バイクに乗り始めたころの30年前のバイクといえば計算上はCB750とかZ1とかにあたるので、実は結構な旧車なのですねぇ。エンジンや足回りはしっかりしたZZR1100Cですが、カウル類は年式なりのヤレが目立ちます。とくに、バイクにまたがったときに真っ先に目に入るのが、タンク周りのカバー(インナーカウル)の劣化。この部分を再塗装することで、ずいぶんと印象は変わるだろうと思い、ラバーペインティングすることにしました。

インナーカウルは自動車のダッシュボードのような素材で、雨風や直射日光に浴び続けたことで所々色が剥げています。凹凸のある表面ですが、ラバーペイントできれいになりそうではあります。

とはいえ、いきなり全部塗るのはためらわれます。

そこで、このラジエータータンク用の小カバーだけ試しに塗装してみることにしました。

小カバーはプラスドライバーで簡単に外れました。

使うのはAZ社の「ラバーペイント ZEQUE 油性 RP-2 グロスブラック」。いわゆる塗っても剥がせる塗料でできたスプレー缶。Amazonで1本あたり約600円という激安品ですが、安いわりに仕上がりもよく、なにより簡単に塗れるので愛用しています。

ZEQUEを塗るときのポイントは、最初の一吹きはめちゃくちゃ薄く素早く行うこと。これで塗れているの?というレベルでいいので全体に吹き付けたら足付け完了。あとは乾かしながら縦横に方向を変えつつ塗り重ねていけばOK。最初に足付け代わりの一吹きを行っておくと、少々厚めに塗っても垂れてもリカバリーできます。ZEQUEを塗った小カバーを取り付けると明らかに違いが判ります。

この状態で1週間ほど乗ってみましたが塗装の剥がれなどもなかったので、インナーカウル全体を塗装することにしました。

ボルトを外してインナーカウル2枚を取り外しました。

あとはZEQUEで適当に塗ります。この日は風がかなり強かったので風が止まるタイミングで塗るのはなかなか難しかった……。ただ、塗装面が乾くのはめちゃくちゃ早かったです(笑)

一通り塗ったら日陰で乾かします。

乾ききったら取り付け。満足できる見栄えになりました。

サラサラしていた表面はねっとりとした質感に変わりました。もしかするとホコリなどの汚れが付きやすくなったかもしれません。とはいえ、リフレッシュしたカウルのおかげで、旧車感はずいぶんと低減しました。屋外保管のZZR1100はたいていインナーカウルが劣化しているので、ラバーペイントでのリフレッシュは簡単なので結構オススメです。

ただし、2枚のインナーカウルが美しく生まれ変わったせいで、メーター周りのインナーカウルの汚さが目立つという結果に……。ここもZEQUE塗るか……。

~続き~
ZZR1100Cのタイヤをネットで注文→店に直送→激安交換、13年前の古タイヤとようやくおさらば~ – TECH-SURF

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