クルマもバイクもDIYとして真っ先に始めるべきなのはオイル交換だと思います。これまでオイル交換はドレインボルトを開けてオイルを抜く「下抜き」ばかりやってきたのですが、「上抜き」が簡単にできる機材が安く購入できることを知り、モノは試し。新しく購入した7人乗りのデリカD:5のオイル交換を行ってみました。結論から言うと、「上抜きサイコー」。こんなに楽ちんに交換できるなんてと感動したのでレビューします。
オイルなど一式
オイル交換の道具一式はモノタロウで購入しました。
デリカの指定である0w-20のオイルは、全合成油なのに4Lで2890円という激安ぶり。モノタロウブランド割引指定日のクーポンだと最大15%OFFの場合もあり、他の追随を許さない安さです。
ちなみに送料無料の関係で、オイルフィルターと……
フィルターを取り外すバンドも購入したのですが、今回は訳ありでフィルター交換しませんでした。
オススメのモノタロウブランドのオイルジョッキは1199円。激安ですが、使いやすさに定評があるロングノズルタイプです。
今回の「上抜き」のための専用オイルチェンジャー。
Fkstyleブランドのオイルチェンジャーは、Amazonで5000円弱でした。
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ペーパーやその他、使い捨ての手袋も用意し、準備万端です。
上抜きオイルチェンジャーのセッティング
スロープでフロントを持ち上げましたが、オイルフィルター交換しないオイル交換だけだと、この作業は不要です。
レベルゲージを確認。オイルは規定量入っていますが、かなり汚さそう。オークション仕入れのクルマはオイル交換歴が不明なので、購入後はかならずオイルと水回りは確認が必要だと思われます。
いよいよお待ちかね、オイルチェンジャーを準備します。
日本語の説明書が付属していました、
オイルはレベルゲージが入っているパイプから抜き取ります。Fkstyleオイルチェンジャーにはチューブが3種類入っていましたが、デリカの場合、中間サイズがぴったりのようでした。
オイルチェンジャーにチューブを接続。
オイルをくみ上げるのは手動のポンプ。
オイルチェンジャーのてっぺんにセットすれば準備完了です。
上抜きオイル交換してみた
チューブをレベルゲージの差込口から底付きするまで入れていきます。
次に、オイルキャップを緩めます。
あとは、15回程度ポンピング。
オイルがゆっくりとチューブを通ってくみ上げられました。抜けが悪くなったら都度、ポンピングすればOKです。
オイルが抜けるまで時間がかかるので、シートの簡易カバーを装着することにしました。
座面
背面の2か所でも、ものの5分で完了。
計3回ポンピングし約20分くらいたって、オイルがどうやら抜けきったようです。
約4L抜けました。追加のオイルを購入していなかったという凡ミスで、オイルフィルターを交換するとオイルが足りなくなる恐れがあるので、フィルター交換はあきらめて次回に持ち越しました。
新品のオイルを入れます。ロングノズルのオイルジョッキ
これだけ長いノズルがあれば、こぼすことはありません。アイデア商品ですね。
オイルを入れて……
上からオイルを入れたらオイル交換完了。
感想
ドレインボルトを外して下からオイルを抜く下抜きでは、廃油ポイが必要です。廃油ポイをつかったとしてもオイルが勢い良く飛び出してしまい床が汚れたり、時には熱いオイルでやけどしそうになったりと、オイル交換作業が億劫になる原因がありました。ワッシャーも新品に必ず交換して、既定のトルクでボルトをしめる必要もあり、本当に面倒です。
今回初めて「上抜き」をやってみたところ、下抜きの欠点がことごとく解消されました。ドレインボルトを抜かないで済むオイル交換がこんなに簡単だとは思いもよらず、小さな感動が起こるレベル。オイルチェンジャーに集めた古いオイルは、オイル缶に戻して、ガソリンスタンドで廃油処理をしてもらえば、廃油ポイも不要でエコですしね。
オイル交換をDIYでやる人なら、上抜きオイルチェンジャーはぜひとも持っておきたい機材だと感じました。フィルター交換の場合など、たまには下抜きでできる限り多くのオイルを抜くのもよいでしょうが、お手軽にオイル交換サイクルを増やすなら、上抜きでの交換はめちゃくちゃオススメです。
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