ガソリンを動力源に5日間も飛び続けるドローン「Jungle Hawk Owl」

商用ドローンの多くが電力を動力源にしており、飛行時間はバッテリー性能の向上に委ねられている状態です。そんな中、MITの学生たちがガソリンを動力源にして最大で5日間も給油不要で飛行し続けるドローン「Jungle Hawk Owl」を開発中。初フライト試験に成功しています。

Jungle Hawk Owl first flight – YouTube

自動車の屋根に載せられたドローンが「Jungle Hawk Owl」。

プロペラを強制的に回して始動準備が整いました。

飛行試験が行われたのはマサチューセッツ州のプラム・アイランド空港。

滑走路を走行する自動車の屋根からJungle Hawk Owlは勢いよく離陸。

見事な旋回を見せるなど、空中を優雅に漂いました。

無事、着陸にも成功。実験の成功を見届けた関係からは歓喜の声が上がりました。

Jungle Hawk Owlはガソリンを動力源にしたドローンで、開発を米軍が支えています。当初、太陽光発電を動力源に空中を長時間飛行できる無人機(UAV)の開発を検討していた米軍でしたが、太陽光発電では夏と冬の日照時間の差を埋めることが難しいかったとのこと。そこでMITの学生が工学的に分析したところ、ガソリン使用の方が有利だと判明したため、方針変更で開発が始まったようです。今回のフライトでは、FAAの規制に抵触しないようにペイロードを減らした実験飛行だったようですが、ゆくゆくはガソリンをフル充填した状態で、給油ストップなしで最大5日間飛行できるドローンが完成する予定です。

Source:MIT News

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