Ryzen 3000シリーズ導入後に必ず入れておくべき「AMD純正チップセットドライバ」「Ryzen電源プラン」「Ryzen Master」のインストール法まとめ

ついにIntel超えを果たしたAMDのRyzen 3000シリーズを導入したマシンでは、AMD純正のチップセットドライバをインストールすることで、Ryzen専用にカスタマイズされたWindows 10の電源プランを利用することができます。さらに、AMD謹製のオーバークロックツールである「Ryzen Master」も必ずインストールするべきソフトウェアと言えます。Ryzen 9 3900XをMSI B350 TOMAHAWKに搭載できたので、チップセットドライバRyzen Masterをインストールするやり方をまとめておきました。

各種ドライバやRyzen MasterなどのAMD純正ソフトウェアは、以下のページからダウンロードできます。

オーバークロック制御用AMD Ryzen Masterユーティリティ | AMD
https://www.amd.com/ja/technologies/ryzen-master

◆チップセットドライバのインストール
上記ページの「Download & Support」をクリック。

チップセットドライバをダウンロードするので、「Chipsets」→「AMD Socket AM4」→「B350」の順に選び、「SUBMIT」をクリック。

「AMD Chipset Drivers」の「DOWNLOAD」をクリックして、チップセットドライバをダウンロードします。

ダウンロードした起動ファイルを実行して、「License Agreement」タブが選ばれているのを確認して、左下のチェックを付けます。

「Drivers」タブが選ばれているのを確認して、「Install」をクリック。

しばらく待って……

インストールが完了したら、「Restart Now」をクリックして、PCを再起動すれば、チップセットドライバのインストールは完了です。

◆Ryzen電源プラン
チップセットドライバのインストールが無事完了すると、Windows 10の電源プランに、「AMD Ryzen Balanced」(バランス)、「AMD Ryzen High Performance」(ハイパフォーマンス)、「AMD Ryzen Power Saver」(省電力)が追加されました。3種類の中から求める性能に合わせてプランを変更できます。Ryzenユーザー専用のプランなので、Ryzen CPUを使っている人は、ぜひ電源プランも専用のものにしておくのがオススメです。

◆Ryzen Masterのインストール
トマホークの場合、「MSI Command Center」など、マザーボードメーカー各社はオリジナルのオーバークロックソフトウェアを提供していますが、Ryzenを製造するAMDも専用ツール「Ryzen Master」を公開しています。

Ryzen Masterのダウンロードは上記ページで同じ。「Processors」→「AMD Ryzen Processors」→「AMD Ryzen 9 Desktop Processors」→「AMD Ryzen 9 3900X」の順に選び、「SUBMIT」をクリック。

使っているOSの「AMD Ryzen Master」の「DOWNLOAD」をクリックして、インストーラーをダウンロードして、起動させます。

下のチェックを付けて……

「Install」をクリック。

インストールが完了したら、「Launch Ryzen Master」をクリックして、Ryzen Masterを起動させます。

Ryzen Master起動時に警告表示が出るので、「OK」をクリック。

これがRyzen Masterの画面。オーバークロックできるだけでなく、各CPUコア/スレッドの状態や電圧、温度などをチェックすることができます。

◆追記
Ryzen 9 3900X+MSI B350 TOMAHAWKマシンでRyzen電源プランにするとアイドル時の消費電力がかなり高い現象に出くわしています。エンコードなど負荷をかけた状態でも消費電力は高めに出ます。さらにスリープ/休止モードにも移行しない不具合もあるようで、ワットパフォーマンスを重視する私にとっては致命的な症状になっています。現時点ではWindows 10標準の電源設定プランで個別カスタマイズする方が使える設定なるようです。BIOSがベータ版のせいかもしれませんが、備忘録も兼ねて報告しておきます。

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