【雑記】Nuro光に変えた件(その1)

「世界最速のインターネット」という刺激的なフレーズで関東から先行でサービス展開されていた「Nuro光」が、2018年1月末から関西でも開始になりました。2Gbpsの速度はどれくらいかと気になったので、速攻で申し込んだわけですが、開通したのは5月1日までずれ込むことに。すったもんだあったNuro光の導入を、雑記代わりに書くことにします。

最初に速度の報告。開通直後に5G(IEEE802.11ac)での無線LANの速度は300Mbpsをコンスタントに出せており、ベストエフォートの2Gbpsとしてはまずまずの速度が出ました。速度に関しては、不満なし。乗り換える前のドコモ光(BIGLOBE)のクソ回線に比べると非常に快適になったので満足しています。

と、つながった後は満足ですが、申し込みから工事、開通までの流れは「最悪」の一言に尽きます。これまでここまでグダグダな展開は経験ないレベルでした。時系列に並べていきます。

まず、私はドコモ光のBIGLOBE回線を使っていましたが、Wi-Fiで数十Mbpsしか出ないという、トホホな状況でした。携帯電話をドコモからUQ MobileへMNPしたことで、ドコモ光に付き合う必要はなくなり、解約金がかからない解約月が2018年2月と3月だったこともあったので、Nuro光の関西導入は渡りに船、という感じで2017年末には申し込みを行っていました。当時、電話では「2018年1月末から順次、サービス開始です」と聞いていたので、さすがに解約月には間に合うだろう、と考えてていました(甘かったが……)。

Nuro光は多くの光回線サービスと違って2回工事が必要です。1回目が宅内工事、2回目がNTTの外工事だとのこと。「1回目の工事から約2週間後に2回目の工事があり、2回目の工事当日には無事開通してネットが使える」という案内をされました。ということで、2018年2月の解約を狙って、1回目の工事を1月中旬にしてもらいました。1月中にNuroがつながれば、”空白期間”なく乗り換えられます。自宅でも仕事をする人にとって、固定ネット回線の空白期間は許されないものですから。

予定通り、1月中旬に宅内配線工事が終わったのですが、作業に来た工事作業員から、「2回目の工事の目途がたっていません。聞くところによると、2月中も怪しいようです」という話を聞くことに。その話通り、2月中には2回目の工事日が決まらず、放置状態でした。さすがに、3月中の開通が間に合わないと、ドコモ光が自動契約されてしまうので、Nuro光にその旨伝えて工事予定を尋ねると、「3月中にはなんとか。もちろん確約はできません」という回答。いろいろ話をしていると、NTT側の都合に左右されているらしいことが分かりました。が、すでに大阪市内で開通している場所についてはかたくなに教えてくれません。ネットで調べても、ほとんどNuro光を導入できたという報告がないので、「2018年末という予告どころか、2月下旬時点でも実はサービス開始できていないのでは?」と疑ってしまうほどでした。

そうこうしているうちに3月に入り、いよいよ更新月最後ということで焦っていると、Nuro光のサポートから「工事日が3月23日になった(正確には1週間の範囲で選べた)」との一報が入り、ほっと一安心……していたら、工事2日前(だったはず)に、「工事が延期されてしまった」という電話が入りました。契約時点では「1回目の工事から2週間ほどで開通する見込み」と聞いていたからNuro光に申し込んだのに、この体たらく。3月の開通が間に合わないのが分かっていたら、解約月の都合上、他のサービスを選んだのに……。今更、他の光を申し込んだところで4月1日の開通に間に合うわけもありません。その旨伝えると、担当者は「申し訳ありません。もし、契約を辞められるというのであれば、1回目の工事費は請求いたしません。すみやかに回線を撤去いたします。」と言ってくれましたが、「撤去にも立ち合いの工事が必要ですよねぇ……。家の外壁に穴をあけて小さな機械付けられましたが、きちんと原状回復できるんですかねぇ……」というのがユーザー側の率直な感想です。準備が整っていないのに、サービス提供開始をテレビCMで大々的にして、消費者に混乱を与えた、という評価しかできません。

Nuro光はSo-net、つまりはソニーが運営元であり、ソニーを信頼して選んだわけですよ、こっちとしては。ソニーの看板に傷がつく、お粗末なサービス展開&対応だったと言わざるを得ません。とはいえ、ここまで来て他のサービスに乗り換えることもできず(Nuro光の方がまだ早いと考えたので)、結局、ドコモ光は3月末日で解約し、4月一杯はモバイル回線でしのぐことになりました。自宅の固定回線代わりにモバイル回線を使っている人がいると聞いていますが、正直、ムリっす。こっそり始まるWindows Updateなどのワナを潜り抜けてパケ死させない作業は、想像以上にストレスでした。

結果的に、5月1日に工事が決まり、なんとか予定通りに工事が完了し、開通できましたが、仮にもう一度、契約時点に戻れるなら、「絶対Nuro光は選ばない!」というのが正直な感想。「もっとまともなサービス提供態勢が整ったら呼んでね♪」という感じです。Nuro光導入を検討されている関西在住の方は、工事予定については過剰なくらい確認に確認を重ねた方がいいと思われます。私のように、近くに迫る解約月のタイミングで乗り換える……というのは、博打になるので避けるのが無難だと思います。ということで、愚痴まみれのNuro光導入記でした。

“【雑記】Nuro光に変えた件(その1)” への1件の返信

  1. NUROグダグタで検索してきました。
    ポイントキャッシュバックも後出しジャンケンで、やったり、色々サポートなどに問題がある会社です。

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