ボーイングが3Dプリンターで出力した航空機材料を機体に使用する計画

3Dプリンターが工業化されさまざまな分野で活用されていますが、航空機メーカーのBoeing(ボーイング)が航空機の部品を3Dプリンターで出力し、実戦投入する予定です。

ノルウェーのNorsk Titanium社と提携してボーイングが、3Dプリンターで出力したチタン材料を航空機部品に使おうとしてます。

チタンは硬度が高く削り出すためのコストが非常に高い材料であることが知られています。そこで複雑な形状のチタン製部品を3Dプリンターで出力することで、チタンの加工コストを下げると共に使用量を減らすことでコスト減を達成するのが狙いです。

787ドリームライナーに3Dプリンターで出力したチタン材料を使うことで、2018年までに航空機の製造コストを最大300万ドル(約3億円)削減することを目指しています。

すでにボーイングとNorsk Titaniumは、2017年2月にFAAでの承認プロセスを経ており、ボーイングは晴れて世界初の3Dプリント出力部品を使った航空機メーカーに成る予定です。

3Dプリンターで出力したチタン部品の強度はどれほどのものなのか非常に興味がそそられます。

Source:Norsk Titanium