「MSI B350 TOMAHAWK」のBIOSアップデート方法まとめ

Ryzen 7 1700を使っているマザーボード「MSI B350 TOMAHAOK」(トマホーク)に新BIOSが正式リリースされたので、BIOSアップデートしてみました。最近のUEFIから行うBIOSアップデートはとても簡単になっており、敷居はずいぶん下がっています。備忘録もかねてやり方をまとめておきました。

システムが安定稼働しているときはBIOSアップデートの必要性はありません。特にBIOSアップデートで失敗した場合、基本的にはサポート対象外として、有償修理になることが多いため、リスクをおかしてまでやる必要はない……とも言えます。ただし、Ryzen CPU対応マザーボードはメモリ周りが不安定だったり、ブート時間が異様に長かったりと、システムの安定性に関わる部分にブラッシュアップの余地があるため、BIOSアップデートが効果的であることが多いのも確かです。

あくまで自己責任が原則のBIOSアップデートですが、かつてのようにコマンド入力の必要もなく作業自体は非常に簡単なので、要所要所のポイントをしっかり抑えれば、恐れるに足らず。Windows上でアップデートできるツールもありますが、よりリスクを減らすためには、「USBメモリーを使ってUEFIからアップデートする」というのが大原則です。

Support For B350 TOMAHAWK | Motherboard – The world leader in motherboard design | エムエスアイコンピュータージャパン
https://jp.msi.com/Motherboard/support/B350-TOMAHAWK.html#down-bios

マシン構成
CPU:AMD Ryzen 7 1700
マザーボード:MSI B350 TOMAHAWK
メモリ:Corsair VENGEANCE DDR4-2666 8GB×2(CMK16GX4M2A2666C16R)
SSD:Crusial M550 256GB
HDD:Seagate 3TB(ST3000DM008)
グラフィックボード:Sapphire NITRO RADEON RX 460 4G GDDR5
電源:Enhance 800W(GOLD)
ケース:Silverstone RAVEN 2

まずは、MSI公式サポートページからBIOS更新データをダウンロードします(投稿作成時点ではVer1.1)。上記ページにアクセスして、「ダウンロード」→「BIOS」の順にクリックして、最新BIOSをクリック。BIOSファイル(ZIP形式)をダウンロードして、解凍(すべて展開)しておきます。Ver1.1のBIOSデータ「7A34v11」というフォルダが出来上がるはず。

BIOSアップデートに使うUSBメモリーは、FAT32でフォーマットしておくのがミソ。NTFS形式でできないこともありませんが、失敗のリスクを減らすために、必ずFAT32でフォーマットしておきましょう。

先ほど解凍したフォルダ「7A34v11」をUSBメモリーにコピーします。

ちなみにフォルダの中身はこんな感じ。約16MBの更新データが入っています。

USBメモリーをバックパネルのUSB2.0ポートに挿し込んで、再起動します。ヘッダーピンからケースに引き出したUSBポートでもいいのでしょうが、ここは安定性の観点からバックパネル側のポート、あるならばUSB2.0を使うのが安全です。キーボードの「Del」を押しながらPCを再起動して、UEFIを立ち上げます。現時点でのBIOSは1.00でした。

画面左下の「M-FLASH」をクリック。

「はい(yes)」をクリック。PCが再起動します。

起動すると、USBメモリーの中身がディレクトリ形式で表示されました。

「7A34v11」をクリック。

BIOSファイルをクリック。

「Yes」をクリック。

BIOSアップデートが始まるのでしばらく待ちます。当然ですが、完了するまでPCの電源を落としたり、再起動するのは厳禁です。無事、終了するまで祈りながら待ちましょう。

更新が完了するとシステムが再起動されます。UEFIでBIOSバージョンが上がっているのをチェックすればOKです。

なお、MSIをはじめとして各マザーボードメーカーでは、Ver1.0の初期BIOSを含めてデータファイルを公開しているので、万一、更新後のシステムに問題がある場合は、上記手順通りに以前のバージョンのBIOSに戻すことも可能です。

~2017/04/09追記~
BIOSを「バージョン1.2」にしたところ、TMPGEnc Video Mastering Works 5(TVMW5)でエラーをはきまくる状態に陥りました。TVMW5がRyzen 7の8コア/16スレッドを上手くフルで使えないことは以前、書きました。もっとも、同時出力を「2」にして2つのTSファイルを同時エンコードすると16スレッドすべてを100%で使い切るので、特に問題にはなっていませんでした。

Ryzen 7 1700+トマホークでは、「TS放送波をキャプチャーしながらx264で2ファイルを同時エンコードしつつ、ブラウジングをする」というようなヘビーな使い方をしていてもPT1で録画するファイルがDropを出すこともなく、とくにカクつくこともなく快適なブラウジングが可能と、以前のSandy Bridge環境とは比べものにならないほど余裕があって大満足だったのに、BIOS1.2に上げたとたん、エラーでエンコードが止まるという状況に……。エンコード+キャプチャーだけならエラーは出ませんが、他の作業をするとほぼエラーをはいてしまい、使い物にならない状態でした。仕方なく、BIOS1.1に戻したところ、従来通りの安定動作になりました。私の使い方では、現状、BIOS1.1の方がBIOS1.2よりも安定しているようです。

~2017/04/15追記~
BIOS1.3が公開されたので、1.1⇒1.3にアップデートしました。前回問題になった、TVMW5の同時エンコードエラー問題は解消していません。ふと、メモリを2400にするとエラーは発生せず。それほどメモリの速度は必要ないので、とりあえず2400設定で、BIOS1.3でいくことにします。ほんの少しだけ、POSTまでの時間が短くなっているので……

~2017/04/28追記~
エンコード&キャプチャ&ブラウジングでエラーをはいてエンコードが停止する問題ですが、UEFIの「OC」→「Memory Try It!」のタイミング設定を、「DDR4-2667 16-18-18-18-36 1.36V」に指定することで解消されました。フルオート設定だった私の怠慢で、TOMAHAWKの問題ではなかった模様……。メモリは電圧がちょっと高い気がしますが、2667で動いているので全然OKということにしておきます。

なお、4/26にBIOS1.4が公開されていました。内容は「Improved memory compatibility」とのこと。さっそくやってみるか。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください